誕生と死

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No.1001 2018.4.24





4月24日は二人の偉大なテナー奏者の誕生日だ。
ジョニー・グリフィンの作品で一番好きな「ケリー・ダンサーズ」。この盤は人気があり、廃盤屋でも結構な金額だった。私が持っている国内盤に、確か8,000円の値札が付いていたと記憶する。ジャケットの裏にボールペンによる書き込みがある。それでこの値段。高いか安いか人それぞれだが、私は高いと思わなかった。その時の精神状態も大きく作用するようだ。



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ジョー・ヘンダーソンならこれ。多分あまり人気はない。私はオリジナル盤を7,000円で入手した。バチ当たりなことだ。インビテーションが入っているのである。CDも所有するが、圧倒的にLPの音がいい。本作をアメリカで買付けてくれた廃盤屋のオヤジ元気か。もう10年以上会っていない。縁あって引き受けたアルテックシステムを、私はもうすぐ息子に譲ろうとしている。どうかご了承願いたい。

ジョニー・グリフィンは2008年、ジョー・ヘンダーソンは2001年、それぞれ80歳と64歳で亡くなっている。








1000

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No.1000 2018.4.23





宴会の前に、今回もお約束のボッサへ。
我々が9番目と10番目の客だった。入っている方だろう。普通におしゃべりする東京方面からの観光客と思しき二人連れのオヤジがいた。男同士でよくそんなに話すことがあるな。いや、そんなこと彼らの勝手だ。今時おしゃべり禁止などというジャズ喫茶でもない。それでも私は違和感を禁じ得ない。



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「1000日のアン」は英国王リチャード8世の妃アン・ブーリンの悲劇。「千と千尋の神隠し」が達成した興行収入1位の記録308憶円は今も破られていない。映画より曲が有名な「夜は千の目を持つ」。「なんばグランド花月」がある千日前。杉本昌隆七段は弟子の藤井聡太六段との対決で、千日手に持ち込むのが精一杯だったがいい人だ。一騎当千、一日千秋、千客万来、千載一遇、千差万別、千里眼、値千金、千手観音、千秋庵の山親爺。そして千人斬りなど遥か彼方に霞んでほど遠い私の日記が1000回目となった。



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TORX

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No.999 2018.4.22





車にノイズは付き物だ。なかでも興ざめなのが、振動によって発生する低級音で、走行距離に比例してノイズも増える傾向にある。走っているうちに揺すられて方々緩んでくるのだが、ネジの緩みを締め直すことで改善されることがある。特に我が家のジープの場合ネジ頭が盛大に露出しているので、素人でも手を出しやすい。だが素人は加減が分からず締めすぎたり、またネジ頭をナメてしまいがちなので注意が必要なのも確かだ。メーカーでもその点を十分認識していて、ジープにはトルクスネジが多用されている。トルクスは1967年にアメリカのテキストロン・カムカーという会社が開発した規格で、個人的にはジープで初めてお目にかかった。六角星型の形状で角をナメる危険性が低いのだが、何故か日本ではあまり普及しておらず、知らない人も多いのではないか。マニアックな優れた規格だと思う。ただサイズが多く、間違って小さいドライバーを使用しナメてしまう可能性もある。また、締めすぎによる破損は別の話。
天井設置のスピーカーやFRP製のハードトップ結合部など、頑張ってあちこち締め直した。車検直後でも結構緩んでいるものだ。こうしたネジの増し締めなんかは、どうやら車検の対象外らしい。タイヤのネジだけはしっかり締めておいてくれとの祈り高まりつつ、早くも風薫る土曜日の札幌は汗ばむほどの陽気だった。







車検完了

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No.998 2018.4.21





ジープが戻った。

点検整備基本技術料     46,200円
保安確認検査料         8,000円
ブレーキオイル          1,500円
エンジンオイル          10,440円 
エレメント              1,800円
ワイパーブレード         4,000円
自賠責保険           25,830円
重量税              41,000円
印紙                1,200円
代行料              12,000円

〆て151,970円也。税金等を除けば、71,940円が点検整備に要した費用だ。高いのか安いのか微妙な金額だが、ディーラーも少しは儲からないとやっていけないだろう。会社を維持できなくなると、困るのはユーザーである。お借りしたレネゲードのウィンカーが無音だった件、いつの間に法規が変わったのか不思議だった。確かに本国ではオーケーなのだが、日本で売る車には後付けで音がするように加工していた筈だった。これをアメリカ政府が非関税障壁だと文句を言っていたから、遂に日本側が妥協したのかもしれない。その点を聞いてみたら、日本の法規が変わったわけではなかった。故障していたのだ。整備不良の試乗車を客に貸していた事になる。なんとも仕事に余裕がなさそうで、とても彼らの商売が順調とは考え難い。整備不良のまま客に貸すようだから、商売が傾くとも言えるが。
さてさて昨日はとても暖かく、九州では暖かいのを通り越し真夏日となった所もあった。今日はさらに気温が上がるようだ。半袖短パンのテニスも、そろそろ大丈夫かもしれない。





 

420とは

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No.997 2018.4.20





4月20日はマリファナデーだそうな。420はマリファナを表すスラングである。70年代のはじめ、カリフォルニアのサン・ラファエル高校で、放課後生徒らが「It's four twenty (4:20), time to get high !」と言い、皆でマリファナを吸ったのに因んだと言われている。しかし他にも Highway420 の道沿いに生い茂っていたとか、マリファナの活性化学物質が420個あるなど諸説ある。欧米のホテルは「420号室」を避けるという。いずれ客がその部屋で問題を起こすと考えるのだろう。
マリファナとは日本でいえば大麻であり、つまり麻のことだ。古来日本人の生活に根付いていた麻を戦後GHQが禁止したとき、人々は相当面食らったようだ。神社のしめ縄や横綱の「綱」など神事と密接な関係があったからだ。このあたりの話が光文社新書「大麻ヒステリー」に詳しい。今調べてみたら著者がなんと武田邦彦氏で驚いた。読んだ時は気付かなかったか、或いは忘れていたのだが、多分忘れていた方だろう。
そういえば七味唐辛子に麻の実が入っているのも有名な話である。大麻取締法は種子を禁じていない。昔京都で栃木訛りマル出しのドラマーが、自宅のベランダでマリファナを栽培していると酔って自慢していた。その男は七味屋の唐辛子を蒔けば芽が出るみたいな話もしていたがどうなんだろう。ついでに「マックス・ローチはイーチューニングだ」と言うので、ドラムにE(ホ長調)とかAとかのチューニングがあるのか聞いた。「良いチューニング」の意味だった。七味唐辛子を土に植えたらマリファナが生えるかどうか、もちろん私は知らない。



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KELENKEN

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No.996 2018.4.19





人類にとって身近な存在である鳥。彼らは嘗て地球を支配した王者恐竜に極めて近い派生種族である。
恐竜絶滅後、約1500万年前の新生代に、大型肉食の恐鳥類が食物連鎖の頂点にいたという。この飛べない鳥は現在のダチョウよりも遥かに大きく、体重200キロ以上で体高が3メートルもあった。新生代中期に出現するサーベルタイガーの仲間や、狼などの大型肉食哺乳類との生存競争に敗れ、その殆どが絶滅するが、当時北米と陸続きではなかった南米大陸で繁栄を続けた種がある。ケレンケンだ。その頃孤立した巨大な島だった南米に、ケレンケンを脅かす天敵がいなかったのだ。しかし250万年前までに起きた地殻変動でパナマ地峡が形成され、陸続きとなった北米大陸からケレンケンの楽園に天敵が進入する。ケレンケンも北米大陸へ進出し、フロリダなどで環境に適合した亜種のタイタニスとなるが、やがてはすべて滅んだ。この物語をYoutubeで見ていて気付いた。マイチョコボのネタ元はケレンケンだった。



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政府も代表も人気商売

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No.995 2018.4.18





昨日の札幌は風があって、午前中気温の割に少し肌寒く感じたが、午後からさらに気温が上がっていい陽気になった。今日も暖かくなりそうだ。ありがたいことである。私はやっと冬季鬱の長いトンネルを脱した。
代表監督の交代で世間が急に盛り上がっている。ダイヤモンドオンラインにまで「新監督の実績をどう評価すべきか」などという記事が出る事態だ。曰く「日本代表の再生を託された西野監督に対する評価には、ポジティブな要素がある反面ネガティブな要素もあるが、今はそれらも参考にならない。見守るしかないのではないだろうか」と、ごもっともだがわざわざ言うまでもないようなご意見だった。最近代表人気が下火になり、ワールドカップも正直あまり注目されていなかった。出て当たり前のワールドカップに、日本人は少し飽きていた。それともどうせ勝てやしないという諦めか。或いはその両方かもしれない。そこに今回の騒動が起きて、一気に国民の耳目を集めることに成功した点で、監督交代も悪い事ばかりではなかったようだ。あとはついでに勝ってくれれば一番いいのだが、それは高望みというものか。
リコーのプリンターSG2100が壊れた。サービスの人が直すより買う方が安いという。購入先の「O商会」にいついくらで買ったか聞いたところ、記録がないとのことだった。だからこちらの帳簿も調べた。払った形跡がない。もしかしたら請求されず支払っていない可能性がある。それならそれでこちらは特に問題ない。後継機のSG2200が届いた。外観2100と殆ど変わらない。しかしケーブルを差し替えるだけで大丈夫とO商会から聞いていたのに動かない。いい加減な会社である。この分も請求し忘れてくれ。









早くもラングラー車検

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No.994 2018.4.17





車検でジープを入庫、走行距離5千キロの赤いレネゲードをお借りする。外観もさることながら、その中身たるやかなりクセのある車だ。ブレーキが神経質で、オンとオフしかないスイッチのようだ。ザツに扱うとガクガクつんのめるように減速し、滑らかに止まるのが大変である。あまり感心しないこのチューニングは以前からのものであり個体差ではない。変更する気もないようだからメーカーの意図なのだろうが、ラングラーと性格が違い過ぎて、同じメーカーの車と思えないほどだ。また、ウィンカーの作動音が省略されているため、万一戻し忘れたらいつまでも気付かない可能性がある。金曜日までかかるという。その間いつも以上に気を付けなくては。
本国では既にラングラーの新型「JL」を販売しているのだが、日本のディーラーでは依然として「JK」のみ展示していた。日本での発売は来年かもしれない。そうした事情によるのか、雑誌などで新型の試乗レポートをまだ見たことがない。うかつに新型の記事が載れば、現行モデルの売れ行きに影響するからだろう。フィアット傘下のラングラーがどう変わったのか、多少気になるところではあるのだが。
次官のセクハラ疑惑で政府は開き直る方針のようだ。それで切り抜けられるかやってみなければ分からないが、最早八方ふさがりで他に活路が見えないのだろう。政府最大の使命である筈の危機管理、それがいつも下手くそだ。もっとシビアな本物の危機に直面した時どうなるのかと、これでは誰しも不安になる。









シリアを攻撃

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No.993 2018.4.16





米英仏によるシリア攻撃によって、中東情勢が不安定化するのを最早避けようがない。そうなれば当然の流れとして、今後ガソリンや灯油の価格高騰が起きそうだ。現在私の周辺で、レギュラーガソリンの価格は140円台前半にて推移している。これでも高すぎるのだが、150円突破も恐らく時間の問題だろう。庶民の暮らし向き苦しくなるばかり。物価を上げたい政府・日銀はこれを僥倖とするのか。どうかしている、さっぱり訳が分からない。





忖度とは

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No.992 2018.4.15





「他人の気持ちを推量する」これが忖度の辞書的な意味である。しかしアメリカ人は忖度を理解できない、というダイアモンドオンラインの記事を面白く読んだ。忖度を英語で表現するとConjecture(推測する)やGuess(言い当てる)が該当するようだ。だがそれでは今起きていることの説明になっていない。一般人に9憶円で売る土地を首相案件の場合1憶円で売る、しかもこの件で誰にも表面的な見返りがない、彼らにはこの構造が理解できないのである。更に忖度によって公文書の改ざんまで何故起きるのか。アメリカでもしこんなことがあるなら、「これをやれ。そのかわり君をナンバーツーにしてやる」という具合に、具体的な命令と対価の提示があるというのだ。そこで内閣人事局の話をした。日本の高級官僚600人のポストを、2014年から官邸が決めることになった。官邸の意向に沿った動きをする官僚は出世し、反対すると退任させられ天下りもままならなくなった。「忖度」によって収入面で1憶を超える格差が産まれる。ピンとこなかったアメリカ人がこの説明で腑に落ちたそうだ。「わかったよ、忖度というのは英語で言うとイエスマンのことだな」大きく違ってはいないようだ。







すでに議員歴10年

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No.991 2018.4.14





安倍政権がいよいよ難しいことになってきた。憲法改正どころの話ではとっくになくなっている。千載一遇の大チャンスに、居心地の悪い憲法を何とかしてほしかったが、くだらないことに足をすくわれ一番肝心なものを取りこぼす何とも残念な幕切れとなるのか。もしもそんな結末になった時、次の政権を担うのは誰になるのだろう。更に難しい明日が、今名前のあがっている方々を待っている。悪いが私には良いイメージが一つも浮かばない。今より良くなる気がまったくしない。ましてや野党など論外も論外だ。内閣支持率が下がっても、しぶとく四割程度を維持しているのは、つまりそういう事なのではないか。
この国には思い切った変化が必要だ。それも明治維新に匹敵するほどの。そんなことをやれるリーダーがいるとすれば、老人ではけしてない筈。老人には無理だ。まっ先に自分が変化についていけない。たちこめる閉塞感の闇を吹き払うに足る変化を起こすには、一気に彼に任すくらいの思い切った世代交代が必要だと思う。
今日で37歳になられたそうだ。歴史に目を向けるなら、一国のリーダーとしてやっていけないほどの若輩ではもうない。新たな歴史を次世代の手で。and Happy Birthday!








来週18度の予報も

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No.990 2018.4.13




昨日15度あった気温が今日は5度そこそこらしい。札幌管区気象台の過去30年のデータによると、平均値が15度を超えるのは5月になってからだ。だから昨日はちょっと暖か過ぎたのだが、逆に5度は3月中旬の平均値である。つまり3月中旬からひと月半の間に平均気温が10度も上昇するのである。こうした話を聞くと気持ちも上昇してくる。何やらやっといい季節になりそうだ。行きつ戻りつ春うらら、今日は少し我慢してやるか。ちなみに過去データから4月13日の札幌を見ると、降水確率33%最高気温11度となっていた。






VOSTOK

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No.989 2018.4.12





1961年4月12日、ユーリイ・ガガーリン少佐を乗せた宇宙船「ボストーク1号」が打ち上げられた。「地球は青かった」で有名なこのフライトであるが、実は地球を一周しかしていない。飛行時間も打ち上げから帰還までわずか108分という短時間だった。次のボストーク2号にはゲルマン・チトフが乗り25時間宇宙に滞在した。この時チトフは25歳で、現在に至るもこれが宇宙飛行の最年少記録となっている。3号(ニコラエフ)と4号(ポポビッチ)はほぼ同時に打ち上げられ、ランデブーと宇宙空間での交信を行った。5号のヴィコフスキーは5日間宇宙に滞在し、単独での宇宙滞在最長記録となっている。6号にはワレンチナ・テレシコワが乗り組み、女性初の宇宙飛行士となった。
小学生の時に本で読み、これらアストロノーツの名前を今でも諳んじることができる。子供の頃の記憶はずっと消えないことがある。だからといって、これが何かの役に立ったことはまだ一度もない。ところで最近読んだ本は見事にすぐ忘れる。だから何度でも楽しく読み返すことができる。私に老後があれば、多分読む本に一生困らない筈だ。
ボストーク(ロシア語の"東")計画はこれで終了し、3人乗りのボスホート(日の出)計画へ移行した。ユーリイ・ガガーリンは7年後、搭乗したミグ15戦闘機の墜落事故により死亡している。享年34歳だった。「ボストーク」の名称が、ソ連国営工場製の流れを汲む腕時計に今も残されている。品番「5611131」のクロノグラフに少し心惹かれた。だが多分買わないだろう。新しい腕時計なんて私にはもう必要ないから。







ガッツポーズの日

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No.988 2018.4.11





1986年の全米オープン男子シングルス準々決勝において、イワン・レンドルと対戦したアンリ・ルコントはドロップボレーをきめてガッツポーズ、「アリ!」と吠えた。フランス語で「よし!」といった意味合いだ。ファーストセット、ルコントのトリプル・セットポイントであった。この頃巷間「猿にラッキョウ、レンドルにドロップショット」と言われていたほど、フットワークが悪く不器用なレンドルはドロップショットの処理が下手だった。ところがこの時のレンドルは猛ダッシュし、ギリギリのところでこれを返球してしまう。ガッツポーズのために右手にラケットを持ち替えていたルコント(左利き)はレンドルの返球に反応できず、力のないボールがルコントの横を抜けていった。挙げた両手の後始末に困ったルコントは、仕方なくレンドルに向かって左手とラケットで拍手するしかなかった。殆ど手中にしていたファーストセットがタイブレークに縺れ込み、結局レンドルのものとなる。このポイントを境に試合の流れが一気にレンドルに傾いた。ルコントは敗れ、最終的にレンドルが優勝している。
これを見た村上龍がこの年のテニスジャーナル11月号で「早すぎたガッツポーズ」とルコントを讃えて、半年以内にルコントがグランドスラム大会で優勝すると断言している。しかしビランデルに敗れた1988年の全仏オープン準優勝が最高到達地点となり、グランドスラムのタイトルを手にすることなく、アンリ・ルコントは1996年に33歳で現役を引退した。天才肌でムラはあるが面白い選手だった。バックハンドのスライスによるアプローチショットが芸術的で、それに続くネットプレーが見事であり美しかった。
1974年の今日、WBCライト級王者ロドルフォ・ゴンザレスを8ラウンドKOで倒し、ガッツ石松がチャンピオンベルトを奪取している。この時、両手を挙げて勝利を喜ぶガッツ石松の姿を報知新聞が「ガッツポーズ」と表現したことから、4月11日が「ガッツポーズ」の日となった。ガッツポーズは和製英語である。









マジすか と吉田麻也

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No.987 2018.4.10





ワールドカップには国の名誉がかかっている。それを忘れるべきではないと思うのだが。二か月後に迫ったロシア大会日本代表の監督が交代した。新監督に1996年アトランタ五輪の監督だった西野氏が起用された。こうなっては誰が監督でも同じようなものだ。サッカー協会が慌てて用意した敗退の言い訳にすら見える。
だが、そんなことをしなくても大丈夫。日本のサッカーが弱くて見込みがないことくらい、国民はとっくに気付いている。サッカーは世界一競争の厳しい競技だ。国を挙げて才能を集中しない限り勝てないと今では皆知っている。野球が盛んな国にサッカーの一流国はないのである。野球が才能のブラックホールだからだ。大谷翔平は世界一のゴールキーパーになれたかもしれなかった。
日本人選手がメジャーで活躍するのを見て喜ぶか、ワールドカップ決勝での歓喜の落涙かどちらか一つ。両方は無理だ。日本がワールドカップを手にする日が来る筈はない。二度目の奇跡も多分ない。それならこの際いっその事、カズを連れて行ってはどうかと。






男はつらいよ

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No.986 2018.4.9





もういいだろうと思っても油断ならない北海道。
日曜テニスの面子6人で非常にハードだった。男女半々、だから当然のようにミックス大会となる流れだ。ミックスダブルスは男が疲れるように出来ている。コートの六割方を男がカバーしなければならず、それだけで消耗してしまう。この日のパートナーMK子はフットワーク軽快でだいぶマシなんだが、それでも我負担率55%というところだ。半分を超えたところがキツいのである。かなうことならこちらも、最大45%くらいの負担率を希望したいものだ。それなら相当楽で良いパフォーマンスを出しやすい。ところがMS子やAS子がパートナーだった場合、当方の負担率が65%程度まで上昇してしまい、疲労度が回復可能域を超えてしまう事がしばしばある。1ポイント、2ポイントならまだしも、ずっと続くと立っていられなくなるのだ。
すべての男は消耗品だという。どうしてなのか分からないけれど、世の中それが当然らしい。若い頃平気だったこと、むしろ普通だったことが今は違う。いや、そうではないな。若い頃だって同じように負荷はかかっていたのだ。肉体的負荷、それに精神的負荷。でも気付かなかったか、気付いても回避できなかった。そうして何十年という間に、結晶した過剰な疲労が澱となり蓄積されて石灰化した。それが限界点に到達する時ポキンと折れるという訳だ。男が短命な理由がテニスをしているとよく分かる。



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Strike Eagle

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No.985 2018.4.8





5日韓国でF15K戦闘機が墜落し、搭乗員2名が殉職する事故があった。空自のF15Jにも複座タイプがあるので、この時特に違和感を持たなかったのだが、聞くところによると韓国空軍のF15KはF15E、すなわちストライクイーグル(すべて複座)であるとのことだ。
ストライクイーグルは、F15をもとに開発された戦闘爆撃機だ。翼下のドロップタンクを廃して胴体横の固定増槽とし(このため側面がF15よりも丸く見える)、翼下に多数のハードポイントを新設した結果兵装量が6tも増加、最大兵装11tとなった。これはあのB29をも上回る数字だ。ストライクイーグルは、現在世界最強の戦闘爆撃機である。
韓国空軍にも制空戦闘機があり、こちらにはF16が採用されている。空自の戦闘爆撃機に相当する機体がF16ベースのF2(94機調達)であるから、日韓の組み合わせ丁度逆という事になる。
F15は実戦において未だ一度も撃墜されたことのない素晴らしい戦闘機だ。だが日本が採用したタイミングでは些かオーバースペックではなかったか。一機100憶円以上もする過剰な性能の制空戦闘機F15Jを、スクランブルに使用するだけの空自が200機以上調達する必要が本当にあったか。F35の配備が始まりつつある今だから言えることかもしれないが、主力戦闘機にF16、戦闘爆撃機にストライクイーグルという韓国方式の方が理にかなっていなかったか。
高価なF15を主力戦闘機として採用した国は、本国アメリカ以外にイスラエル、サウジアラビア、そして日本しかない。アメリカにおいてもコストの問題から予定した全量をF15で揃えられず、配備計画を変更しF16との「High-Low Mix」としたのである。買い物上手であってほしい、納税者として切に願うところだ。







縮む市場

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No.984 2018.4.7 (邦楽売上推移 単位100万円  赤/アルバム 青/シングル)





Youtubeを物色中だ。手当たり次第聴いているうちに、21世紀のJ-POPから一定の傾向を嗅ぎ取るようになった。ひと言で言えば「訥弁」である。率直なところ、音楽以外のダサくてとても聴いていられない何かだ。もちろんすべてがそうだと言うわけではない。あくまでも「傾向」なのだが、それをジャズに例えるならBeBopやHardBopといった音楽のスタイルであり、一種の文法と考えてもいいだろう。一聴今時のJ-POPとすぐに分かる特徴それが「訥弁」では、売れ行き芳しくないのも無理ないのではなかろうか。
Youtubeには古い映像付きのコンテンツが豊富にある。それらを見ていると、現在壊滅状態の歌番組が何故そうなったか分かる気がする。聴きたい曲より飛ばしたい曲の方が多いのだ。最後まで聴けるのはS級精々A級までなのに、多くがB級C級以下のメニューになるのが歌番組の現実だった。ある歌手のファンだとしても、例えば「初恋」「踊り子」「ゆうこ」までならいいが「陽だまり」「少女」になるともういらん、というのが誰でも普通にあると思う。聴きたくない曲を無理に聴かされるのは苦痛でしかない。大衆はいつだってワガママなものだった。そして音楽に限って言えば(限るとも限らないが)、完全にワガママが通る世界になってしまっている。
嘗てどうしても聴きたい曲があるなら、レコードやCDを買うしか方法がない時代があった。今やYoutubeを検索するだけで殆どの希望が叶うようになり、MKさんの仰る通りいい時代なのは確かだ。だがこのまま市場が縮小していけば、いったい音楽産業はどうなってしまうのかと心配にもなるのである。






物価上がれど

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No.983 2018.4.6





間もなく五月号が発売される文藝春秋の三月号をまだ読んでいる。
本誌の記事が実際に書かれたのは一月頃であり、半島情勢など今読むと外している内容も少なくない。そんな中でアベノミクスについて分析した記事が面白かった。
アベノミクスとは結局円安と株高であり、それが特に輸出関連企業を中心とした大企業の業績拡大に貢献したのはその通り。だが一部を除き景気が良くなった印象が薄いと言われ続けている。それは実質賃金目減りが進行しているからだ。賃金は名目も実質も1997年以降ずっと右肩下がりに推移しているのだが、アベノミクス以降その差がさらに広がっているのだ。
実質賃金とは名目賃金から物価上昇分を控除したものである。つまり名目賃金すら増えることのないまま、インフレだけが先行する状態となっている。デフレ脱却のかけ声のもと行われた金融緩和による円安誘導によって、確かに大企業の業績好調であり輸入品値上がりによる物価上昇も起きている。だが大多数の消費者の賃金が目減りしていては、待てど暮らせど景気が良くならないのも当然だ。景気が良くなれば自然に物価は上がるものだが、逆に物価が上がれば景気も良くなるかと言えば必ずしもそうはならない。これらは非常に納得のいく説明だと思った。
株高も円安誘導により始まった。海外から見れば日本株が割り引きされたのと同じ現象となったのだ。だから先ずは外国人投資家が日本株を買った。同時に年金等日本の機関投資家が資金運用を株にシフトしたため、その後も株高が続いている。これはゼロ金利政策によって、それまでの債券中心の資金運用では制度を維持出来なくなったことによるものだ。とは言え、国債などと違い株式市場が鉄火場である以上、必ず儲かるものではないのは言うまでもことで、実際運用に失敗して巨額の損失を出し騒ぎにもなった。このことから分かるように、アベノミクスの株高政策を支えているのは我々国民の金である。にもかかわらず、その見返りが庶民に及ぶのはマレで、只々実質賃金減少に喘いでいるのが現状だとすれば、これはずい分な話に違いない。
学生の時「日本的経営」のゼミで「これから先は実質賃金マイナスもあり得る」と言ったら、「あり得ない、いい加減なことを言うな!そんなことになれば革命が起きる!」とカンカンになって教授が怒ったのを思い出した。いい加減なことを言うのは今も昔も確かだし、どうだオレの言った通りだろうという、これはまあちょっとした自慢話です。でもね、幼稚園以来「先生」と名の付く者にロクなヤツがいなかったのも事実だったのだ。









次号7月

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No.982 2018.4.5





いよいよ面白くなってきた。これは現実に起こり得る話だ。その時日本はどうするだろう。「いずも」の空母化が検討されているが、現時点で我が国にはまだ空母もF-35Bもない。今すぐ同じことが起きれば、自衛隊単独の対応は恐らく困難だろう。
午後からテニスのレッスン。一週間ぶりにラケットを持った。気温が上がってきたので、三か月前に25ポンドで張ったガットが緩すぎる。特にフォアハンドが飛びすぎて3回アウトした。さらにそれを恐れ2回ネットした。レッスン後丁度T男がいたので、30ポンドにて張り替えを依頼する。ガットはB男のアドバイス通り、使い慣れたテック16にした。これは多分一生変わらない。





まだ雪

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No.981 2018.4.4





関東方面の陽気が伝えられていた。すでに桜も満開なんだとか。札幌は小雨で肌寒く、今日あたりは雪が降るかもしれない。やはりそう簡単に春になってなどくれない。
札幌管区気象台の予報を見ると、今週末にかけて雪マークが付いている。一か月予報によれば、平年に比べ晴れの日が少ないそうだ。そして三か月予報。これからの三か月といえば札幌で一番いいシーズンである。どうやら気温高目に推移するようだ。何よりであろう。とりあえず暖かくなってもらいたいものだ。話はそれからだ。




左の男前

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No.980 2018.4.3





1936年4月3日に生まれた天才ベーシスト、スコット・ラファロが残した音源は多くない。1961年6月25日にビル・エバンス・トリオの一員として出演した、ビレッジ・バンガードのライブ録音「ワルツ・フォー・デビー」が最も有名だが、そのわずか11日後に交通事故で亡くなってしまった。25歳の若さだった。次にあげるとすれば、タイム盤「ブッカーリトル」だろう。ブッカー・リトルも23歳で夭折したトランぺッターだ。昔ジャズメンが若くして売り出せたのは、当時のジャズが紛れもないポップスであり、わが国でいえばグループサウンズ(GS)のような存在だったからだ。爺のGSがあり得ないように、爺のピアノトリオもなかったのだが、今となってはGSすらが死語となっていようか。すべての事が猛烈なスピードで時の彼方へ消えてゆく。All Things Must Pass、そう言ったジョージも今はない。








ダメアリ

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No.979 2018.4.2





週末娘の引っ越しで室蘭へ行っていました。
なんとか形になって良かったけれどクタクタで、今週はちょっときついなぁ。
それはそうと、引っ越し屋が乱暴な仕事をしたらしく、外部の廊下の照明を脱落させてしまったようだ。それをガムテープでくっつけ素知らぬふりで帰っていったものと思われる。それから3時間後、ガムテープが剥がれ再度脱落した照明を、外出した我々が発見したというわけだった。引っ越し屋がやったという証拠はない。だがそれ以外には考えられない状況証拠となっている。これって法律的にどういう事になるのだろう。どういう事と言っても金額的に訴訟に馴染まず結論は出ないのだが、娘の部屋内部の事ではないから、他の入居者や管理会社の知るところとなるのは時間の問題である。大事にならなければ良いのだが。私は本件で、娘の連帯保証人なのだ。






GONBARON孫を抱く

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No.978 2018.4.1





一か月健診のついでに、息子が孫を連れて来た。健診が押したせいで、家に着いた時既に暗くなりかけていた。2300gで誕生した彼の体重が間もなく3キロを超えそうだという。それにしても小さい。これでも一応立派な人間なのだが、まあ今のところ箕面山の子猿とそれほど大きな差はなさそうだ。ひと冬預かっていた車のバッテリーを繋ぎ始動させる作業などあり、孫との初対面はあわただしいものになった。またおいで。




一夜明けると

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No.977 2018.3.31





朝起きたらこんな感じ。
曽孫に会うため母が泊りに来ていたので、デイサービスに行く時間に間に合うよう家まで送る。積雪していたのは我家の地域だけ、母の住まい近辺で降った形跡まったくない。山奥に住んでいるんだなあと実感。送り届けて帰宅したらドッと疲れた。間もなくデイサービスの担当から電話あり、母から今日は休むと連絡がいったそうだ。彼女もきっと疲れたんだろう。





雪が融けなかったら

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No.976 2018.3.30





3月29日正午、札幌管区気象台の積雪値がゼロとなった。
雪はいつか融けて春になる。だがもし雪が融けなかったらどうなる。まったく融けずにどんどん累積するとしたら。考えるだけでゾッとする、そんなことが世界の海で起きているという。プラスチックゴミである。人為的な海のゴミの70%を占めるプラスチックゴミが、毎年800万トン以上世界の海に流入している。中でもプラスチックによる海洋汚染が最も深刻なのが東アジア、つまり日本近海である。世界のプラスチックの60%が中国・フィリピン・タイ・インドネシア・ベトナム由来のもので、このため東アジアの海洋には他の海域の27倍ものプラスチックゴミがある。
これら水に溶けないプラスチックゴミが、いつまで海に存在し続けるのか今のところ分かっていない。当初はペットボトルやトレーなどの形をしているが、やがて紫外線や波などにより細かい破片となり、水より軽いプラスチックは海面を漂い始める。5ミリ以下となったものをマイクロプラスチックと呼び、丁度プランクトンのサイズなので海洋生物がこれを食べてしまう。さらにより大型の生物が捕食した後も、プラスチックが体内で消化されることはない。だから最後は食物連鎖の頂点である食卓に並ぶことになる。現在世界中で売られている魚の四分の一以上が、マイクロプラスチックで汚染されていると考えられている。
マイクロビーズの問題も早急に解決しなければならない。洗顔料などに含まれる0.5ミリ以下のプラスチック粒子のことで、小さすぎるため下水処理のフィルターを通り抜けてそのまま海へ流出している。これを防ぐのは困難であり、使用をやめる他ないのだが、果たして人類は決断できるだろうか。









おもろいで

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No.975 2018.3.29





ONTOMO MOOK「テラシマ円盤堂」をやっと読み終えた。ONTOMOは音楽之友社。ではよく見かけるMOOK(ムック)ってなんだろうと改めて娘と考えた。マガジンのMとBOOKを合体した造語じゃないか、との結論に達したがそれで合っているようだ。真相は一部の例外を除き大抵単純である。
本を読んでいる間に吉祥寺のメグが閉店した。そのくだりを読んだ時、既に最終日を過ぎていた。できればもう一度行ってみたかったと、心残りな結末になってしまった。
厚さの割に時間がかかったのは、中身が濃く面白いからだ。加うるに年のせいか読むのが遅くなったからだ。就寝前の読書が習慣となっていても、近頃すぐに目が霞んでくるのでさっぱりはかどらない。おかげで文藝春秋三月号がほぼ手付かずの状態で残っている。四月号がとっくに出ているというのに。
それもこれも寺島さんだ。寺島さんの文章はいつも面白い。メグ閉店は残念だが仕方あるまい。寺島さんとしても、正直肩の荷がおりたのではないか。かわりにどんどん面白い本を書いてください。






それでも応援する

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No.974 2018.3.28





一月末の毎日報道の通り、日本ハムファイターズが北広島へ移転するようだ。この二か月交渉するふりをしてきたが、結論はとっくに出ていたのだ。ソフトランディングさせるために、うるかしていたのだろう。
確かに札幌ドームはダメダメだし、札幌市の遺留工作にも熱意が不足した。だがこの話どうにも腑に落ちないものがある。日本ハムファイターズが新天地を札幌に求めた理由は一つ、パリーグの在京不人気球団だったからだ。大阪随一の不人気球団だった阪急ブレーブス同様に、日本ハムファイターズにも先がないと彼らは思った。身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、その見識見事正しかったが、内地で食い詰め蝦夷地開拓に賭けた先祖と特段の違いはない。来たくないが仕方なく来、お人好しな札幌市民がそれを暖かく受け入れた。場末の盛り場、ススキノの深情けだ。まるで最初からなかったかのように、それまでの巨人贔屓をあっさり捨て去り、オラが町にもプロ球団が出来たと喜んで応援したのである。そんないじらしい札幌市民に後足で砂をかけるように出て行くという。持ちつ持たれつの共存共栄でなく球団の更なる成長、つまり商売のみ優先した、これはかなり恩知らずな話だ。他のどこの球団にこんなことが許されるだろう。何様のつもりかと言いたい。札幌から出て行くという認識ではないと彼らは言う。都合のいいセリフだ。移転すれば札幌にもう金は落ちない。札幌ドームの運営が一気に苦しくなり、東豊線の売り上げにも大きく影響するだろう。
道民はナメられている。北広島市の人口は5万8千人に過ぎず、周辺住民だけで新球場が埋まるとは到底考えられない。200万都市札幌抜きに、日本ハムファイターズはけして成立し得ないのである。球団が札幌から出て行く筈がないと札幌市が高を括った時、北広島に移転してもバカな札幌市民は来るに違いないと日本ハムファイターズも高を括っていた。そして無念にも恐らくその通りになる。








軍神広瀬中佐

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No.973 2018.3.27





1904年3月27日、日露戦争における旅順港閉塞作戦が行われている。
この時、世界最強といわれたバルチック艦隊が欧州から此方に向かっていた。彼らが旅順の太平洋艦隊に合流すれば、一気にロシア優勢となるのが明らかだった。それまで戦力温存というのがロシア太平洋艦隊の方針で、旅順要塞を背に旅順港深く立て籠もり動かない。そこで日本側は旅順港の出入り口に船を沈めて塞ぎ、ロシア太平洋艦隊の無力化を企図したのだった。
閉塞船福井丸が旅順港口に接近し、投錨自沈しようとした時、自爆用の爆薬に点火するため船倉へ行った杉野上等兵が戻らないことに指揮官の広瀬武夫少佐が気付く。広瀬は杉野を助けようと、沈みゆく船内の捜索を始めるのである。有名な「杉野はいずこ」だ。

轟くつつおと飛び来る弾丸
荒波洗うデッキの上に
闇を貫く中佐の叫び
杉野は何処杉野は居ずや
(文部省唱歌 広瀬中佐)

捜索中に命中したロシア軍の直撃弾で広瀬武夫少佐は戦死、即日中佐に昇進して日本初の軍神となった。昭和2年に生まれた私の伯父が武夫と名付けられている。名前は時代を反映する場合がある。良い名前も普通の名前も、どうかと思う名前もある。名前負けということだってよくある。はたして「なぎさ」はどうだろうか。現時点でまだ何とも言えないが、平凡な人生を送る市井の人には普通の名前が一番良いのだ。それを見極めるのが親の仕事というか責任だ。突拍子もない名前で子が迷惑しないように。などと今さら言ったところで手遅れだからなぎさ、君は耐えて生きるか有無を言わさぬ男になる他ないようだ。手を貸すことなど出来まいから、悪いが自力で頑張るように。いつだって活路は自力で拓くものだから。
神田川の万世橋などに建てられた軍神の銅像が戦後間もなく撤去された。GHQの意向だったのだろう。2010年になり、出身地の大分県竹田市に広瀬像が復元されている。
杉野上等兵は同時に戦死したとされ、兵曹長に昇進し遺族へ勲章と年金が与えられた。しかし遺体は発見されておらず、生存説もあったようだ。戦後になり朝日新聞の記事にもなっているが、真相は分かっていない。







Youtube

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No.972 2018.3.26





有名盤ならYoutubeに何でも揃っている。ジャケットをデカデカと画面に出し、それらを眺めつつ再生する。今出ている音に私は何の不満もない。日常の音楽環境はこれで十分だ。
昨夜娘が泊まりに来て、例によってワインなど飲んでいたら、吉田拓郎の「伽草子」が聴きたいという。検索しても本人バージョンが出てこない。仕方なくレコードを引っ張り出してかけてみたけれど、音質的にYoutubeに対して大きな優位性を感じなかった。我が家のメインソースがどんどんYoutubeになっていきそうだ。時々CMが入るのが玉にキズには違いないが、それすら数秒我慢すればとばせるのだから許容範囲であろう。なにしろ無料、偉大な発明Youtubeだ。
やろうと思えばジャケットだけ映してソースは自前でという方法もある。だがそれはメリットが少ないのでやらないだろうな。手軽に聴ける、というのがいいところだから。
すべての音楽好きにYoutubeをオーディオに繋げるようお勧めしたい。これを使わない手はないと思う。





DAC MAGIC 100

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No.971 2018.3.25





テレビ音声用に調達したDAC(Digital to Analog Converter)が届いた。ケンブリッジオーディオの「DACMAGIC 100」である。思ったよりずっと小さく軽い。右の「ANITA WARDELL」はCDだ。狭い空間に潜り込み苦しい結線をのりこえた後さっそく音を出す。コルトレーンのテナーがつまった硬い音で軽くずっこけるが、小一時間通電していたら少しずつほぐれてきた。Youtube「あなたへのおすすめ」から「高野雲の快楽ジャズ通信  エレクトリック マイルス特集」を選択。人の話し声も自然である。1975年の大阪公演「AGAHRTA」がかかる。快調快調。サンタナのギターはどうか。「CARAVANSERAI」文句のない音である。ビル・エバンス「Waltz for Debby」も聴いてみよう。スコット・ラファロのベースソロで気がついた。このDACはシータよりも低域に伸びがある。そこが気に入るかどうかだ。いずれにしろ悪くない音質だが、今出ている音はまだ仮の姿と考えるべきだと思う。今後のエージングで更に音が変わっていくだろう。もう少し高域も伸びて欲しいがどうなるか楽しみだ。



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Sir RINGO STARR

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No.970 2018.3.24





リンゴ・スターにナイト爵位が授与された。
ナイトは中世の騎士に由来した称号だが、現在では文化・芸術・スポーツなどの分野で功績のあった者に与えられている。我が国における文化勲章の如きものであり、ナイトは貴族階級ではない。
マイケル・ケイン、ショーン・コネリー、ジュリー・アンドリュース、アンジェリーナ・ジョリー、ポール・マッカートニー、ミック・ジャガー、エルトン・ジョン、シャーリー・バッシー、アンディ・マリー、ペレら錚々たる叙勲者名簿の中には三宅一生の名前もある。
リンゴのインタビューを楽しく見た。
「1965年(MBE-大英帝国勲章)以来だ。あの時は四人だったから楽しかった。今日は一人で少し心細いよ」
~1965年の時は凄く緊張して、タバコを吸おうと四人でバッキンガム宮殿のトイレに忍び込んだとか?
「誰がそんな事を?その話には乗らないよ(と横を向く)」
~SGT.ペッパーズのジャケットでMBE勲章を着けていますが、ナイトのメダルはどうしますか?
「朝食の時に着けようと思ってるんだ。先週ポールと食事してね、リバプール時代からナイト叙勲までの事を話したよ。まったく信じられないことさ」
~サー・ポールは1997年に授与されていますね。何かアドバイスがありましたか?
「笑顔を絶やさないように、と」
サー・リンゴは77歳になった。








減塩について

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No.969 2018.3.23





和食=健康食との思い込みが私にもある。だが必ずしもそうではないようだ。塩分である。日本人は世界的に見て塩分摂取量がとても多い。一日10gはWHO推奨値の倍である。何故塩分過多がいけないかと言えば、それが高血圧に結びつくからだ。塩分を取り過ぎると血液中のナトリウム濃度が上がるため、これを下げようとして水分が引き込まれ、血液量が増えることで血圧が上昇する。高血圧は動脈硬化を招き、脳梗塞・心筋梗塞などの原因となる。また末梢血管の多い腎臓にも影響しやすいなど、塩分過多でいいことはない。ところが日本人は塩分の60%を味噌・醤油から得ており、これらを使う限り減塩は簡単ではない。
そこで問題となるのが降圧剤の服用だ。脳卒中の発生率をみると、最高血圧175で0.27%である一方、125では0.18%となっている。これをどの程度重視するかだ。家人は時々180を超えることがあり、降圧剤を服用している。ところが降圧剤は認知症との因果関係を疑われているのだ。血圧を過度に下げることで脳への血液循環が悪化し、認知症になると考えられている。
血圧上昇をある程度減塩で防げるなら、薬に頼らず食事で対応したらどうか。少々の高血圧なんかそれで十分と私には思える。それに味付けなんてものは出汁の加減や酸味など工夫と腕前次第だし、薄口の料理にもやがて人は慣れる。濃い味付けに慣れ、舌がバカになっているだけなのだ。
病気は食事と運動によって治療できる。それで治せない病気は医者でも治せない。医学の父ヒポクラテスの言葉だ。



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かみ合わなかった話

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No.968 2018.3.22





アクオス導入によりオーディオの音がいい方向へ変化した。オーディオは何がプラスに作用するかやってみないと分からない。
現在テレビ音声をイヤホンジャックからRCAに変換してプリアンプに挿している。これではやはり音質が芳しくないので、テレビ音声をいい音でオーディオから出力すべく、光信号対応のDAコンバーター導入を検討している。ついてはその方法で正しく音が出るかメーカーに確認した。「お客様相談センター」というやつだ。携帯からだと有料になり、20分も待たされた。
やっと繋がった電話口の女性オペレーターに当方でやろうとしている内容を説明したところ、「アクオスのARC端子とアンプを直接繋いで」とおっしゃる。「ARCって何ですか?RCAのことですか?」「ARCはHDMIの1番です。それとアンプをHDMIケーブルで繋いでください」というのである。「プリアンプにHDMI端子なんてありません。RCA端子ならありますが」と言うと「少々お待ちください、ただいま確認します」とオペレーター嬢は電話を保留にすることなく誰かと相談し始めた。やがて遠くで女性の声がした「その客勘違いしてるわ。その端子にHDMIケーブルを繋ぐように言って」「大変お待たせいたしました。先ほどお話しした通りARC端子にHDMIケーブルを繋げばDACを経由する必要ありません」「ちょっと待ってください。RCA端子のことをおっしゃってるなら、HDMIケーブルが挿さる訳ないじゃないですか」「挿さらないようでしたら上下を変えてみてください」
どこまでも話は平行線だった。



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ショッキングなほどの悪

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No.967 2018.3.21





世界はこの問題をどう見ているか。
英ファイナンシャルタイムズ東京支局長ロビン・ハーディング氏はこう語る。政治家がウソをつくというのは世界共通の常識で誰も驚かないが、官僚がウソをついたとなると理解されにくい。公文書の改ざんが官僚の自主的な行為か政治的圧力の結果か、その点は捜査を待つよりないが、前者の方が日本の信用失墜は大きい。日本は商売相手として奇妙な国だと見られ大きなダメージを受ける。
また英タイムズ紙の日本支局長ロイド・パリー氏の意見はこうだ。官僚の給料はビジネス界に比べさほど良くない。では何故官僚になるのか。汚職国家では賄賂や権力を得るために官僚になる。日本の場合、官僚には金よりも大事な自尊心がある。だから官僚はプロ集団になり得た。戦後復興の担い手だった日本の官僚は世界的に見ても非常に高い名声を得ていた。でも90年頃から目標が不明確になり、誇りと倫理観を失った。
消費税ってホントに10%にしないとダメ?納税者が彼らを信用出来なくなりつつあるのは確かだ。国益より省益と揶揄されるされる中央官庁の深い闇。その最深部にまで光が届くことはあるのだろうか。また安倍政権の命運は。目を離せない日々続く。






LPレコードの日

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No.966 2018.3.20





1951年3月20日、日本コロンビアから本邦初となるLPレコードが発売された。これに因み本日をLPレコードの日としたが、いま一つ認知されていない。加えて2015年より11月3日をアナログレコードの日としたため、更に混乱を生じる事態となっている。
日本のLPレコード第一号は、ニューヨークフィルのベートーヴェン交響曲第九番だった。10インチ(25センチ)の輸入盤で「長時間レコード」と謳われていたが、第九全曲入りきらなかった筈である。CDの規格を定める際に現在の収録時間とした経緯を見ると、カラヤンが第九が一枚に全部入るサイズを希望した逸話が残されている。テンポにより演奏時間が微妙に変わるとしても、多くが70分前後の演奏時間となっているようだ。
昨今起きているというレコードブームに影響されて、若者がレコードに手を出すようになったらしい。そんなこともあって新譜もどんどん出ているが、一枚5000円近い値札がつけられている。ちょっと高いな、というのが率直な感想だ。それでもレコードを聴いてみようというのなら、是非ともそれなりのプレーヤーを用意したい。お金をかけずにいい音でレコードを再生するのは困難だ。カートリッジ付きで3万以下のレコードプレーヤーより、一般にCD再生の方がずっとマシである。DENONのDP500Mあたりが最低線だろう。それ以下ではレコードの音に良い印象を持ち得ず、聴く人にもレコードにも不幸なことになりかねないので。



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何事にもある終わり

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No.965 2018.3.19





冬のインドアテニスも残すところ数回となった。
今季もかわらず熱心に練習だけはしたのだが、間もなくエントリー開始の春季団体戦、どうやら男子は出場しないことになりそうだ。怪我人続出で人が足りないというのもあるけれど、昨秋最下部リーグに落ちたことで、モチベーションが下がり求心力を失ったというのが真相だと思う。そうなると次に、日曜アウトドアテニスの実施が危ぶまれてくる。三十年以上なかったことだ。特別な用事ない限り、そして雨でも降らない限りずっと夏の間、日曜日にはテニスコートへ通い続けてきた。それがなくなるとすれば、これはもう大袈裟に言えば人生の転機であり、つまり私の人生の終わりの始まりでもあるのだろう。誰にだってそういう時が来る。なるほどな私にも来たと、それだけの話なのだが。






PEUGEOT Baltaz

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No.964 2018.3.18





愛用していたワインオープナーが壊れ(そういえば台湾旅行の帰り、台北の保安検査場で一個没収されたな)、仕方なく家にあったソムリエナイフを使っていたが、素人にはやや扱い難かった。本日届いた新しいワインオープナーがこれ。プジョーのパルターズである。亜鉛合金製のしっかりした品物で、重量が800gありずしっとくる。ワインオープナーというよりも、むしろ夫婦喧嘩に使えば凶器となり得るほどの殺傷能力を秘めている。輸入元がフェラーリの代理店でもあるあのコーンズだ。「プジョー」は言わずと知れたフランスの自動車メーカーの系列だが、19世紀に自動車部門がら離れコーヒーミルなどを生産していた。近年になりワインアクセサリー関連の企業を買収し、ワイングラス・デキャンタなどを含む自社ブランドの展開を始めている。
ところで先日読んだある記事によると、ワインは非常に酸性度が高いという話だ。胃酸がpH2(強い酸)であるのに対し、白ワインがpH2.5、赤ワインでpH3(やや強い酸)、pH3以上が弱酸性でありpH7が中性だ。このためワインを飲んで歯を磨かず寝ると歯が溶けるそうだ。これに酸蝕症という病名まであり、ワイン消費量の増加に伴い問題になっているということだった。気を付けたい。
台北で没収となったワインオープナーであるが、行きの千歳では何事もなくセキュリティチェックを通過している。もし本当にワインオープナーが凶器なら、時々ハイジャックなんかが起きるのは当然かもしれない。



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まだ冬だった

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No.963 2018.3.17





昨日朝起きたらこの有様だ。でもこんなの毎年のことなので、特にどうという事でもない。ただ、今シーズンの雪かきはもう終わりかな、終わりならいいなと淡い期待を抱いていたので、雪の重さもあって辛い除雪となった。本日最後の排雪が来るのが不幸中の幸いと言えなくもないが、我が家の除雪作業までこれで終わりと限らないのは無論言うまでもないことだ。
政局が俄にキナ臭くなってきた。大阪地検特捜部が佐川元理財局長の逮捕を視野に入れている、との情報も出回っている。2010年の証拠改ざん事件の失点を挽回したい特捜はやる気満々だろう。そうなれば麻生財務相の辞任避けられず、安倍政権が一気に不安定化する。
安倍首相本人と周辺の脇が甘い(ついでに言えば麻生氏の口と態度が悪い)のは事実としても、それ以上の決定的な違法性などおそらく見つかるまい。だが一連の流れを見た世論が誘導され、すでに内閣支持率が急降下し始めた。朝日新聞や特捜にとって最も大事なものは必ずしも国益ではない。もちろん護憲及び名誉回復の動機もあるだろうが、同時に成蹊・学習院のツートップに引導を渡してやろうと彼らは考えている筈だ。今回の件を東大法学部の逆襲と言ってもそれほど大きな間違いではなかろう。このピンチもし乗り越えられたら、安倍さんは本当に大したものだと思う。だが今度ばかりはさすがの強運も尽きたのではないだろうか。







メグ閉店

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No.962 2018.3.16






「寺島靖国のジャズ喫茶メグは
2018年2月28日をもって営業を終了いたしました。
48年の長きにわたって、ご来店頂きました
すべての皆さまに感謝いたします」


先月末、吉祥寺のジャズ喫茶メグが閉店していた。私が数度行ったのは、まだスピーカーがエレクトロボイスのジョージアンの時代で、その後替わったアバンギャルドを店で一度聴いてみたいとずっと思っていた。昨年の夏訪問した際残念ながら営業しておらず、そのままメグのアバンギャルドを聴く機会を失ってしまった。
寺島さんはかなり前からメグの経営危機を訴えておられた。来客ゼロの日もあったやに聞く。加えてお歳も80になられ、最早閉店は自然な流れであったろう。私は寺島さんよりもずっと若いけれど、もう会社をやめたくて仕方がない。だからと言ってはいささか口幅ったいが、寺島さんの気持ちが少しは分かるつもりだ。どんな商売も楽ではない。48年間、そして80歳まで現役というのは本当に凄いことだった。メグが営業を始めたのも、あの万博の年だったのである。
京都のYAMATOYAは、どうやら娘さんが後を継ぐようだった。だが、そんな事はまれである。次はどこだ、ベイシーか?と当然ながら頭をよぎる。ジャズ喫茶は終わったのだ。十数年前に私も開業直前までいったことがある。場所を見つけ、店名も「ドルフィー」に決まっていた。あの時あのままスタートしていたら、今頃どうなっていただろうな。








禁断の地 エウレカ

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No.961 2018.3.15





終了かと思われたFF14だったが、敵も商売である以上そうは問屋が卸さないようだ。3月13日のメンテで「禁断の地 エウレカ アネモス編」が実装されたのである。曰く、クガネ南方で突然(!)無人島が発見されたというのだ。
我々老夫婦は「なんかもう飽きたね」と話しているところだった。しかし息子がやめると言わないし、あとから誘った妻の姪がまだ初心者だから、彼女を育て終わるまで続けるしかないと考えていた矢先、実は息子から借りていたゲーム用のパソコンが壊れた。さあどうする。伯母の責任上もう一台買うしかないのでは?今さら2台目のプレステ4を家にか?苦渋の決断である。
そうこうしていると新しいエリアが追加されたという訳だ。ご丁寧にもこれまでのレベルがリセットされた形となっている。しかも何だかまだまだ先がありそうなタイトルではないか。





如何なるかな人類の進歩と調和

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No.960 2018.3.14





70年安保の年1970年3月14日、一大国家プロジェクトとなった大阪万博が開幕した。77の参加国と多くの企業のパビリオンに、半年間で目標とされた3000万人を大きく上回る、延べ6400万人が来場したという。総人口の過半数である。万博とはいったい何だったのか、当時まだ中学生で現場を見ることもなかった私に、それを語ることは難しい。だが間違いなくこの国は今より元気だったのだろう。エバの使徒にしか見えないこの太陽の塔が、あの時代の勢いを象徴しているようだ。後日夜中に酔っぱらって辺りを徘徊していたら、暗闇でバッタリ太陽の塔に出くわしたことがある。そりゃあ驚くぜ。
万博に出展され、その後普及したものが多くある。ウォシュレット・動く歩道・携帯電話・缶コーヒー・ファーストフード・ファミレス・UFOキャッチャー等々である。あれから間もなく半世紀、1970年とはどんな年だったのか。
早川電工がシャープと社名を変え、寺山修司が力石徹の葬儀を主催し、ビートルズが解散した。札幌の市外局番は011となり(その前は0122だったというが記憶にない)、よど号がハイジャックされ、市ヶ谷の自衛隊東部方面総監部で三島由紀夫が割腹自殺を遂げた。キャノンが国産初のコピー機を発売したのもこの年だった。
ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリン、アルバート・アイラーなんかが亡くなる一方で、工藤静香・アンドレ・アガシ・ナイナイの岡村それにハイセイコーも生まれている。巷では皆川おさむ「黒猫のタンゴ」ドリフターズ「ドリフのズンドコ節」ベッツィ&クリス「白い色は恋人の色」和田アキ子「笑って許して」トワエモア「空よ」なんかがヒットしていた。もちろん天才ジャズピアニスト中村八大が作曲し、三波春夫らが歌った「世界の国からこんにちは」を忘れてはいけない。そして三船敏郎が「男は黙ってサッポロビール」と言ったのも1970年のことだった。悪ガキども「サッポロビールは鹿の小便」などと囃し立てた。ビールを飲んだことのない者にのみ言えるセリフだったに相違ない。








EA-18G

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No.959 2018.3.13





現在アメリカ海軍の戦闘機はF/A-18だ。後継となるF-35の艦載機タイプ「C」の開発が遅れているため、まだ当分この機種が主力戦闘機及び攻撃機となろう。前任のF-14と比べ、ややひ弱な印象もあったが、後にひと回り大きい「スーパーホーネット」へとバージョンアップし面目を施した。映画インディペンデンスデイで大統領自ら搭乗し、エイリアンの母船を攻撃したのはこの機体である。
これまで自衛隊と縁がなかったところ、この度派生機種であるEA-18G「グラウラー」を採用することになった。グラウラーは電子戦を担う機体で、友軍戦闘機と一緒に敵基地攻撃に向かい敵のレーダーを無力化する。そのことだけに特化しているため、グラウラーに固定武装はない。同様の機種として、あのYS-11をベースとするYS11EBがあるのだが、速度が遅く策源地攻撃の任に適さない。他の作戦機と一緒に行動可能な戦闘機ベースの電子防護機(ECM)、というのがグラウラーのキモである。これは先制攻撃・制圧のための装備なのだ。遂に自衛隊(政府)が腹を括ったと考えていい。



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この手洗わず

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No.958 2018.3.12





風邪をひきやすい人とそうでない人がいる。私は多分ひきやすい方に分類される筈だった。だが昨今あまり風邪をひかなくなったのである。
何より人ごみに近寄らないというのが大きいと思う。さらに街のトイレが風邪やノロやO157の大きな感染源になっているらしい。トイレで手を洗い備え付けのタオルで拭う、これでアウト。温風式の乾燥機もダメらしい。手に残った菌やウィルスを拡散するのだという。
私の場合そもそもトイレで手を洗わない。洗うとすれば、我が手に深刻な異物が付着した場合のみ。それ以外で手を洗う事はない。
トイレを出る時の注意も怠ってはならない。ドアノブや引き手にナマ手で触らない。何がついているか分からないからだ。こういうパーツはたいてい濡れており、どんなバイキンが繁殖しているか分かったものではない。これら用心を徹底した結果、私は風邪をひきにくい人になった、というのは思い過ごしかな。







ボレーについて

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No.957 2018.3.11





バックハンドストローク言うに及ばず、バックハンドボレーまで両手で打つ人がいる。癖になっているので、ハイボレーすら片手を離すことが出来ない。女性に多いのだが無様である。いっそのことルールを改正し、両手打ちを禁止したらどうかと思うくらいだ。きっとその方がテニスが面白くなる。特にプロの試合、今のままではストロークの優位動かずスリルに欠ける。それにバックハンドは圧倒的にシングルハンドが美しく、ダブルハンドは偏差値低く見えがちだ。最初が肝心である。非力なジュニアの時に両手打ちが身につくと一生治らない。
打点前!が口癖のGをチラ見しながら、コーチのHがボレーは身体の横で打つものだと言った。同感であり、久しぶりに大笑いした。Gは身体能力の高さでテニスをものにした男で、ちょっと特殊なところがあり、参考になりにくいタイプでもある。もしかしたら軟庭から始めたのかもしれない。これに対しHは身体が大きく頑強な割に、センスでテニスをするタイプだ。昔何度もシングルスをやったが、一度たりと勝ったことがない。先日の宴会でそれを言ったら、当然だろうという顔をしていた。違いない。







東京大空襲

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No.956 2018.3.10





太平洋戦争がマリアナの敗北を受け終わっていたら、その後起きた多くの非戦闘員の死を避けられたのは今更言うまでもない。この時日本のほぼ全土が、戦略爆撃機B-29の攻撃圏に入った。敵に金玉を握られたのだ。だがこの国の統治機構は降伏を決断するどころか、一億総特攻などと、まだ性懲りもない妄言を吐いていた。総特攻の中には天皇も含まれるのか?将棋なら投了すべき潮時をとうに過ぎた1945年3月10日午前零時、325機のB-29が38万発の焼夷弾を東京下町に投下した。焼夷弾は爆弾ではない。焼き払うことのみを目的とした、クラスター式のナパーム弾である。
アメリカ軍は江戸の大火や関東大震災の検証を行い、日本家屋を再現した実験場で延焼テストを重ねていた。この日が選ばれたのは延焼効果の高い強風が予想されていたからだった。一度の空襲で10万人が焼き殺された。数々の対日無差別空襲を指揮したカーチス・ルメイ大将は戦後、「日本人を殺すことについて悩みはしなかった」と語った。その通りだろう、同じ人間とすら思っていないのだろうから。
1922年に採択されたハーグ空戦規則により、軍事目標以外への無差別空襲が禁じられている。ルメイはこうも語っている。「もし戦争に敗れていたら、私は戦争犯罪人として裁かれただろう。だが幸いにも我々が勝った」と。東京裁判に勝者の報復以外の意味などありはしない。
日本政府はサンフランシスコ講和条約で賠償請求権を放棄した。1964年佐藤内閣のもとで、ルメイ将軍に勲一等旭日章が授与されている。









音に影響あり

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No.955 2018.3.9





スピーカーの奥にあるテレビのサイズが変わって一週間が過ぎた。当然起こり得る事がやはり起きている。反射板が大きくなり、それが音質に影響しているのだ。主に高音域の影響が大きい。ざっくり言うと高音成分が増えている。やかましくなったと言ってもいい。スピーカーの後ろへ回り込んでいた音が、大きくなったテレビに蓋をされ、行き場を失い前へ出てきたのだろう。
焦ってチャンネルデバイダーを調整する。益々ドンシャリ傾向が増幅されたようだ。だが私はこれを好ましく思っている。我が家の音はガラにもなく少し上品過ぎた。特にジャズを聴くには。この先更なる調整を要しようが、ガッツ溢れるジャズ再生が遂に実現する気がしてきた。
本稿を書きながら聴いていたら、ランダム再生でビートルの「ミスター・ムーンライト」が掛かった。そういえば一昨年の3月8日、ビートルズの楽曲殆どにプロデューサーとして関わったジョージ・マーチンが亡くなったのだった。ランダム機能を解除して続きを聴こう。ポールが歌う「カンサスシティ」だ。ビートルズにとって、初中級というほどのポジションにあるフォーセールが、実にいい感じで鳴っている。
やや停滞気味だったオーディオがまた楽しくなりそうだ。アクオス、画質は少々アレだがやるじゃないか。



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ちょっと怖い話

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No.954 2018.3.8





2010年に改正された臓器移植法により、現在日本では生前本人が拒否していなければ、年齢によらず家族の同意によってドナーとなる可能性がある。臓器が取り出されるのは、通常心肺停止後2~10分だという。心臓が止まり血流が止まれば、細胞に酸素が運ばれなくなる。細胞が機能するために必要なエネルギーを得るには酸素が必要で、このエネルギーがなくなれば細胞が死ぬからだ。
ところがドイツの研究チームが、脳に重大な損傷を受け家族から心肺機能の蘇生措置をしないよう申し出た9人の患者の最期を観察したところ、心臓が止まってから3~5分脳が活動していたことを報告している。脳内の酸素レベルが低下しても、蓄えていたエネルギーを利用することで、脳細胞が数分間活動していたというのだ。つまり臓器を取り出す時点で脳がまだ生きている可能性がある。
心臓発作を起こして死亡宣告を受けた後蘇生した患者を対象にした調査もある。生き返った患者の中に、死亡宣告のあと自分の周りで何が起きどんな会話がなされたか記憶していた人がいた。その内容が合っていたことが、現場にいた医療スタッフの証言により確認されている。臓器移植のドナーに麻酔はしないと思う。









NO MUSIC, NO LIFE.

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No.953 2018.3.7





タワーレコードの創業者ラッセル・ソロモン氏が亡くなった。氏は16才だった1941年に、カリフォルニア州サクラメントにあった父親のドラッグストアの片隅でレコードの販売を始めた。その後全米各地や日本などに店舗網を広げたが、1990年代以降売り上げを落とし2006年に破綻している。現在札幌にもあるタワーレコードは、2002年に手放した日本法人の残滓に過ぎない。
かつてボッサと同じビル(五番街ビルだったと思う)の二階にあった頃、国内盤より安価な輸入盤LPをタワーレコードでずい分買った。その後駅前通りのピボに移り、ジャズのCDを大量に置いていた。玉光堂パルス21なきあと重宝していたのだが、いつ行っても殆ど客がいなかった。そんな商売続くわけもなく、ジャズの売り場は十分の一以下に縮小されてしまう。音楽配信が普及したせいばかりではない。音楽をダウンロードしたことなど一度もない私でも、今実店舗でCDを買うことが年に何回あるか。これはCDに限った話ではなかろう。だがどんなに時代が変わっても「NO MUSIC, NO LIFE.」、私にとってそれだけは変わらない。







生産年齢人口激減

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No.952 2018.3.6





ニューズウィークが日本の人口減少の経済面を分析している。
日本の生産年齢人口が2060年までに3000万人以上減ると見込まれ、人類が経験したことのない未曾有の事態が生じようとしている。これは世界五位の経済規模を持つイギリスの就業人口に匹敵し、10位カナダの総人口を上回る数字となる。同時期に他の先進国でも人口減少は起こるが、ドイツ1000万人、イタリア500万人、スペイン300万人と規模が違う。これから数十年にわたり、日本だけが異次元の経済環境に置かれることになるのだ。
今後日本で減るのは0~14歳の若年人口と、15~64歳の生産年齢人口だけで、高齢者は減らない。つまり医療費や年金の負担は減らず、多分累積した財政赤字も減らない。社会保障の維持と収支健全化を考えれば、日本がGDPを一定程度維持しなければならないのは明らかである。
ではどうする。合理化、生産性の向上しかないのだ。そのために現在の企業数を半減せよ、とニューズウィークは言う。企業の規模が大きくなるほど、経済合理性が向上し平均給与が増える。高度経済成長期の日本では、一企業あたりの社員数が25人だった。それが現在16人程度となっている。1964年以降に増えたのは、従業員10人未満の企業ばかりだったのだ。
消費者が減るのだから、企業数と供給量を減らさないと供給過剰となるのが明らかで、実際には自動調整が既に始まっている。生産性が低く給与も少ない10人未満の企業が減っているのだ。このチャンスと流れに棹さすべきであり、政府は下手に手を出すなというのがニューズウィークの主旨と見た。潰れるものは黙って潰せというわけだ。
果たして日本政府にそんな事が可能か。理屈はそうでもなかなか難しかろう。この国で大企業の就業者数は三割に満たない。圧倒的大多数が中小企業の従業員であり、同時に彼らは有権者でもあるのだ。合理的に削れない高齢者への福祉政策同様の力学がそこでも作用する。いつまで?完全に破綻するまでだ。









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