ホーン再び

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No.105 2015.11.1





今いい感じで鳴っている我家のオーディオも過去に色々ありまして、それをここで蒸し返しても仕方ないとは思うが、ウーハーの箱と昨年6月に納入された木製ホーンは既に三代目である事を改めて言っておきたい。
つまり過去二回作り直し現在に至っている。
最後の作り直しが昨年のホーンだった。
私はその時「次もあり得る」というような事をチラッと言っていた。
今にして思えば、何がしかの予感があったというべきか。
縁起でもない事を言うな、言えばその縁起でもない事が起きる、という言霊信仰の国なんだそうな日本は。
だが言うまでもなくそんなの関係ない。
二度ある事は三度ある、という。
もっともな言い分だと思う。
過去二度に渡って起きた同じ現象に、共通する原因が根底にあるかもしれない、それは傾聴に値する見解だ。
当然ながら可能性があり、それに従って私も書き留めておいた。
しかし何事も起きない事を祈ってもいた。
だがな、そうはいかないものなのだ、世の中は。
あ~ああやんなっちゃった、あ~ああ驚いた。



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2016インドア

ヴェルデ2015
No.106 2015.11.2





冬のインドアテニスが始まった。
今年も東札幌のコートを春まで季間レンタルできそうだ。
同じ曜日の同じ時間帯を半年間借りる契約をするのだが、我々はまだ現役の人も多いので日曜日になる。
これは結構難しい。
貸す側にも事情がある。
日曜日はスクールの書き入れ時なのだ。
スクールとレンタルでは客単価が全然違うので、可能ならスクールを優先したい。
しかし再三お話ししているように、スクールに人が集まらないという事情も一方にあり、経営側としては悩ましいところだ。

ここの経営者Sさんはよく知る人物だ。
数年前から快く貸して頂いている。
だが今年から年間登録料5000円を請求された。
それも当日になって。
色々大変なのだろう。
しかし、来年以降の事がわからなくなった。

このコートは元々古い倉庫を改装したもので、耐震性に問題があるだけでなく断熱性・気密性も問題外だ。
ご覧の通り天井に蛍光灯を並べており、明るさに問題はないが、光点が多すぎて見え方が非常に不自然だ。
白いラインがテニスのコート、黄色はフットサルだ。
奥にゴールも見えている。
今どこのテニススクールも単独で成り立たず、フットサル(サッカー)スクールとの二足のワラジ経営だ。
当然フットサルチームにもコートレンタルしている。
これも問題なんだ。
テニスプレーヤーとフットサルの連中では人種もモラルも大きく異なる。
それが時にニアミスする事態だ。
お互いに面白くないと思っている筈である。











四十肩

生命の惑星
No.107 2015.11.3





やっと読み終えた。
毎月購読する雑誌や気紛れに買う本なども間に挟まり、半年がかりになってしまった。
最初の方のページは内容が難しく、またあまり興味のないテーマであったためか、既に大半を忘れてしまっている。
難しい本だ。
全体を通して、おそらく一割も理解していまい。

本書は二酸化炭素悪玉説に依拠する。
と言うより人類悪玉説と言うべきか。
人類は地球への衝撃だと言っている。
数億年かけてこの星が作った化石燃料は、いったん利用されると消失しリサイクルできない。
プラスチック、人工関節、潤滑剤などきわめて多様な用途がある資源を、ただ単に燃やすとはいったい何を考えているのか、とプンプンである。
確かに人間は地球の宝を、たかだか数百年で使い尽くそうとしているのだ。

だが一方でこんな現実もある。
我々生物の寿命が有限であるのと同様、天体にも寿命がある。
地球について言えば、今後小惑星との衝突で破裂せずとも、いずれ肥大する太陽に呑み込まれ蒸発する運命だ。
未来の子供たちに地球環境を残せとか言うが、そんな事情がある以上そもそも限界がある。
だいたい未だ存在してもいない者のためにというのだから、よく考えれば相当おかしな話じゃないか。
二酸化炭素削減でコンセンサスを得るには、もっと明確な根拠と動機とメリットが必要だ。
そして温暖化もさることながら、人口(食料)問題の方がもっと差し迫った課題ではないのか。
早晩この星は爆発的に増え続ける人口を養っていけなくなるだろう。

「銀河英雄伝説」の中で人類は、地球を棄て銀河全域に繁殖している。
それを可能ならしむるのが、おなじみの「ワープ航法」である。
しかし物理の法則で物体は光速を超えて移動できない。
現在考えられる運搬手段で、人類が他の天体に移住することは困難だ。
たどり着くずっと前に寿命が来てしまうからだ。
ワープ航法が可能になるだろうか?
いつか消滅するこの星にいる我々は、多分どこへも行く事ができない。

遅かれ早かれ地球は助からない。
明日返却するレンタカーをピカピカに洗車してどうするんだというこの気分、言わせてもらえば冬季鬱と関係ない。
そういえば昔観た映画に、癌にかかって余命ひと月の若い女性がメイクラブに及び、最早避妊の意味がない事を悟るシーンがあった。
彼女にとって避妊同様二酸化炭素も化石燃料もまったく問題ないのではと、そんな事をあれこれ思いながらこのクソ重たい書籍を寝転んで読んでいたら、負荷に耐えかねたのだろうか四十肩になってしまった。











BOSE 101

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No.108 2015.11.4





四十肩と同時に風邪をひいた。
もしかしたら肩の方は風邪の影響か。
妻が出掛けた文化の日、一人寝ている。
咳が出る。
横になると特にひどいようだ。
だがしんどいので横になる。

夜半咳で目が覚める。
百回も目が覚めるほど咳をした。
声が枯れ某演歌歌手のようだ。

熱はない。
咳だけ。
退屈だ。
寝室の天井にボーズのスピーカーがぶら下がる。
音楽でも聴くか。

こいつを鳴らす装置はMDプレーヤーだ。
今では骨董品の仲間入りをした。
消えて残念だ。
私は好きだった。

音楽を聴きながら「ジパング」を最初から読み直す。
「生命の惑星」を読み終えた現在買い置きがなく「逆説の日本史」との二択でこちら。
体調のせいだろう、より読み易い方に手が出たようだ。

頭上に左チャンネルのスピーカーがある。
もう何十年も。
下からではわからないけれど上部に埃が積もっている。
本当にほぼ真上じゃないか。
昔このスピーカーを天井に吊るす店がたくさんあった。
「カフェバー」などと言ったな。
ある時代を象徴するほどのスピーカーだ。
小さいが結構重い。
万一落下したらいやだなと思いながらいつの間にか寝ていた。



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冬支度

ラングラースタッドレス
No.109 2015.11.5





雪国は余計な金が掛かる。
家の周囲にロードヒーティングを施工したり、除雪業者に費用を支払ったり、暖房代や電気代が掛かったり、それらにウンザリしたオヤジの憂さ晴らしに酒代がハンパなかったりもするが、車にはスタッドレスタイヤが必要だ。

昔は全車スパイクタイヤだった。
タイヤの表面に金属のスパイクを打ち込んでいた。
性能はこちらの方が良かった。
だが気象条件にもよるが雪国の車が実際に圧雪の上を走る事はそんなに多くない。
乾いた舗装道路を轟音と共に走行する結果、削り取られたアスファルトが粉塵となって飛散した。

アスファルトは原油に含まれる成分で実は非常に柔らかい。
固形化した後でも加熱で簡単に液状化する。
こんな物は本来道路の舗装材料に相応しくないのだが、施工が簡単で且つ安価な為世界中の道路がアスファルトで作られた。
その柔らかいアスファルトの舗装がスパイクタイヤによって削られ粉塵公害で健康問題に発展したものだから、慌てた行政はスパイクタイヤを禁止したのである。

替わりに登場したスタッドレスタイヤは、当初相当怪しい性能だった。
これにより死なずに済んだ人命がどれだけ失われたか、という統計は不都合なため存在しない。
現在スタッドレスタイヤの性能が随分良くなった。
でも依然としてアイスバーンでは無力だ。
シーズン初めにいつも肝を冷やす。
そういうものだと思って慣れるしかないのだ。

ジープのタイヤを交換した。
ホイールがシルバーから黒に変わり、それだけでエラく厳つい印象になった。
純正タイヤの「255/70R18」というサイズが日本国内で流通していない。
それでブリジストンのブリザック(日本製)を、わざわざアメリカから逆輸入するのだ。
往復の運賃が掛かっているから当然割高。
何とかならないものでしょうか、ブリジストンさん。


ラングラースタッドレス2












事故かテロか

コガリマビア
No.110 2015.11.6





先週土曜日、10月31日のこと、旅客機がまた墜ちた。
エジプト北東部、シリアとの国境近くである。
エジプト南部のリゾート地シャルム・エル・シェイクを飛び立ち、サンクト・ペテルブルクへ向かっていたロシアのコガリマビア航空9268便が高度9000メートルで空中分解して墜落した。
痛ましい事に乗客乗員224人全員が死亡したようだ。
今のところ原因不明である。
イスラム過激派「IS」が犯行声明を出しているが、当局は否定的だ。
ISには高度9000メートルの旅客機を撃墜する能力がないとしている。
しかし爆弾テロという手もあるが。

この項実際は三日ほど前に書いていた。
11月6日現在爆弾テロ説が最有力だ。

9268便の機体はエアバスA321だった。
クリミア領有問題で経済制裁を受けるロシアに、エアバス社のパーツが十分供給されていなかったとの指摘も一方である。
パーツ不足よる整備不良が原因ではないかというのだ。
しかしこれも今のところ憶測の域を出ない。

ところでコガリマビア航空ってなんだ。
はじめて聞いた。
ロシアには現在300以上の航空会社があるという。
アメリカの三倍、日本の十倍である。
ソ連時代にはアエロフロートのみだったのではないか。
それが今300倍に。
大丈夫かと思わない方が不思議だ。

何はともあれ出来るだけ飛行機に乗らないこと。
それしかない。
特に国際線。
海外旅行なんていい事なんかないとすら思えてきた。
言葉通じない、飯不味い、おまけに危険と来てはどうしようもないではないか。

叔母夫婦が海外旅行好きで、二カ月おきにどこかへ行っていた。
特に叔母は飛行機に乗るのが好きとかで信じられかったが、最近では歳のせいか行かなくなった。
昔はよくそんな所へ行くなという危険地帯へも平気で出掛けた。
盲蛇に怖じず、それが真相であったろう。
タイミングだと思う。
今叔母がまだ若く身が軽かったら、ISに拘束され首を切られたかもしれない。

どこもかしこも皆あぶない。
特に用がないのなら、当分国内でおとなしくしている事だ。
晩秋にあらためて行く国内旅行、どうですか?
正倉院展なんかいいと思うよ。
奈良ホテルあたりに泊まって。
そうだあそこフレンチが旨かったな。
食い物は日本に限る、というか口に合う。
日本一番!









中国元型潜水艦

USS_Ronald_Reagan_(CVN-76).jpg
No.111 2015.11.7




先月横須賀に配属された米海軍原子力空母ロナルドレーガンに、元型と思われる中国潜水艦が異常接近した。
南沙の仕返しだろう。
チキンレース継続中である。

無敵海上戦力のイメージがある原子力空母打撃群だが、不意打ちには弱いと思われる。
息を潜めて待ち伏せる攻撃型潜水艦から、空母本体が突然対艦ミサイル攻撃や雷撃を受けたらどうしようもない。
もちろん次の瞬間、護衛のイージス艦等に反撃され、潜水艦は確実に葬られる。
だが時既に遅し。
桶狭間の今川義元みたいなものだ。
大将の首を取られたら負けである。

ロナルドレーガンと中国潜水艦の比較で言えば、その価格差およそ30倍だ。
これにスーパーホーネット等艦載機その他の分は含まれない。
人的被害は50倍以上に及ぶだろう。
中国海軍にとって元型潜水艦とニミッツ級空母の刺し違えは悪い話ではない。
非常にコスパがいいのだ。

一方アメリカ海軍にとっては悪夢だ。
だから中国潜水艦の動向を常に監視している。
海自の対潜哨戒部隊もこれに協力している。
今のところ日米は中国潜水艦の所在を完全に把握している筈だ。
しかし中国潜水艦の性能向上と在外展開が進めば、いつまでも現状を維持できなくなるだろう。
そうなれば空母艦隊がプラプラ出張って行くなんて事も簡単に出来なくなる。
アメリカが世界の警察官をやめると言い出す背景にあるものは、自らの実力低下ではなく他者の相対的向上だと思う。

太平洋戦争の開戦当時、戦艦が戦いの主役であると信じられていた。
ところが実際には、1930年まで軍縮条約の対象にすらならなかった空母がすべてを決する事となった。
戦艦は最早時代遅れで、空母(航空攻撃)に手も足も出なかったのである。
テクノロジーの進歩は恐ろしく速い。
太平洋戦争終結から70年も経った現在、空母機動部隊などとっくに時代遅れの遺物と化しているのかもしれない。










警告灯

1警告灯
No.112 2015.11.8





ラングラーの警告灯が初めて点灯した。
前のX3が非常に頻繁に点灯したせいだろう、半年経っての初点灯に驚かない。
ディーラーで調べてもらうと、ステアリングの舵角センサーの不具合だった。
それでこのランプ?とは思ったけど。
よくあるんですか、と一応聞いてみた。
この車種では珍しいとの事である。
まあ普通の回答だろう。
幸い国内にパーツがあり、今週末入庫予定だ。

かわりにフィアット500を借りる手はずなのだが、これは多分FWDだと思う。
我家は起伏の激しい地域なものだから、夏ならともかく冬になるとFFでは厳しい。
雪が降らなければ良いが。

代車で何かあると凄くイヤな気持ちになる。
というからには過去にあったという事だ。
若い頃と違って、急に別の車を宛がわれてもすぐに順応できないのだ。
くれぐれも慎重に、そして出来るだけ乗らないようにしよう。
2、3日の辛抱だろう。






宴会

宴会20151
No.113 2015.11.9





テニス仲間の宴会があった。
当初オーディオ仲間でもあるH下氏に26SLを聴かせる目的だったが、それなら他の人も呼ぼうと話が大きくなった。
もう一人の男性A氏の希望でイーグルスやビートルズをかけた。
アルテックA7も聴かせろというので聴かせてやったら「私はこっちの方がいい」とまったく気の利かないヤツだ。
女性らは興味がない様子だった。
H下氏の反応がどうだったかというと、無反応だったのであまり良く思っていないらしい。
音の変化に気付くのも、それを喜ぶのも本人だけなのか。
北広のSちゃんが泊まった。
翌日東札幌でテニスがあるので、彼女はその段取りが好都合だった。
翌朝三人で出発、妻がSちゃん車に同乗し誘導した。
私はやはり二日酔い気味で不調だったが、他の連中は好調で驚く。
新加入のM医師が今回参加しなかった。
後日またやろうと思っている。
きっと忘年会になるだろう。
あるいは新年会か。
M医師の奥さんが実は相当の腕前らしい。
いずれお目にかかる事もあるだろう。
また、先日有明のBC級で優勝したSちゃんのパートナーもかなり強いと聞いた。
野性の女Sが女っぽく見えるくらいの怪物だという。
その女性も近いうちに合流しそうだ。


昨夜宴会中に息子から電話あり、彼女と本格的に同棲を始めるため借家を探すという。
これは結婚も近いと思った。
おめでとう。
幸せを願っている。
ところで息子はくだらない披露宴をやるつもりだろうか。
ゴンドラで登場とかキャンドルサービスとか花束贈呈とか、考えただけで鳥肌が立つ。
そして私は新郎の父として挨拶させられるだろう。
両家を代表してなどと言い。
もうとっくにそんな時代じゃあるまいに。

新婚三組のうち一組が破綻する。
それはいい。
仕方ないじゃないか。
ダメなら次がある。
やり直し可能なのが人生ってもんだ。
だが現実に目を背けて自分たちだけは違うと、大金払って無邪気なショーを見せるのはどうだろうな。
クリスチャンでもないのに、どうしても教会みたいな舞台に立ちたいか。
神父役のバイトの外人を前に、空々しい事など誓って何か意味があるだろうか。
そろそろバカバカしさに気付いても良い頃じゃないか。

息子よ、信じているぞ、そんな事やめておきなさい。
替わりにささやかな食事会を三回催すといい。
職場の人と、次に友達を集めて、最後に両方の親と親戚と。
半年くらいかけてゆっくりやればいい。



宴会20152















台湾

台湾
No.114 2015.11.10





ついに習近平・馬英九会談が行われた。
来年一月の選挙で、中華民国(台湾)国民党は政権を失うと見られている。
馬英九にかわり台湾総統の玉座に就くと目されるのが、野党民進党の党首蔡英文氏である。
これは中国にとってあまり歓迎出来ない事態だ。
民進党が台湾独立を掲げる反中政権となるからだ。
現与党の国民党は親中政権なのである。
逆なら分かるけれど、これは少し意外な話だった。
国民党といえば共産党との内戦に敗れ、大陸を追われて台湾に落ち延びて来た経緯がある。
中国共産党といえば親の仇みたいなものではないのか。
事実当時はそうだった筈だが、時の流れがいつしか彼らを親中派に変えたようだ。

台湾へ行くと多くの市民が中国を嫌っているのが伝わって来る。
それも蛇蝎の如くに。
彼らは自分たちが中国人ではないとすら言う。
台湾人であると。
そんな嫌中派の受け皿となるのが現在野党の民進党なのである。
選挙まであまり時間がない。
焦った習近平とヤケクソ気味な馬英九の会談がこのタイミングで成立したという訳だった。
今のうちに既成事実を積み上げておこうという事だろう。

中国が台湾を手放したくない理由は様々あろうが、最大のポイントが地図を眺めると見える。
この島が中国にとって太平洋への橋頭堡たり得るからだ。
中国大陸から東に連なる海はどこも、大陸棚を形成し水深が浅い。
台湾海峡など殆どが深さ100mもないのだ。
だから中国本土を出港する潜水艦はたちどころに捕捉・追尾される。
日米が中国潜水艦の所在を把握しているというのはそういう事だ。

ところが台湾の東、太平洋は急に深くなる。
数キロ沖へ出れば2000mの深海となっているだ。
もしも台湾を併合し東海岸に潜水艦の拠点を置いたなら、中国潜水艦の脅威度が飛躍的に高まるだろう。
米海軍の原子力空母など、最早この海域をオチオチ通行できなくなる。
また戦略ミサイル原潜が初めて実用レベルに達し、中国にとって真の抑止力となる。
西側にとって常に喉元に匕首を突きつけられる事態となり、ホワイトハウスの米大統領はもう枕を高くして寝ていられない。

中国共産党は台湾の政権交代を黙って見ているだろうか。
或いは民進党、政権奪取後も独立の旗をふり続ける事が出来るだろうか。
台湾情勢からしばらく目を離せない。
尚、民進党の党首蔡英文氏は女性である。
今後各国のリーダーが女性に代わっていきそうだ。








ジパング

ジパング
No.115 2015.11.11





海自のイージス艦が1942年にタイムスリップしたら・・・・
太平洋戦争の無念を晴らしたい願望が多くの日本人にあるのではないか。
北方領土をロシアに実効支配されているのも、国内就中沖縄に多くの米軍基地があり現在の日本が実質アメリカの従属国に甘んじているのも、すべて1945年の敗戦故だ。
ではイージス艦一隻の加勢で大日本帝国はアメリカに勝利できたか。
それは無理だ。
タイムスリップした護衛艦に21世紀から補給が可能ならわからない。
だがそうではない以上、対艦対空ミサイル他弾薬を討ち尽くした後のイージス艦は、海上を移動するレーダーサイトに過ぎないからだ。
しかしこの艦を有効に使い戦局を変え、無条件降伏ではない有利な講和に持ち込む事は可能かもしれない。

そのように考える海軍に対し、陸軍出身の首相東条英機は「講和?弱腰にもほどがある。勝利あるのみだ。建国以来我らは戦いに敗れたことがない」と語る一方で次のように独白している。
「有利な条件付きの講和。そんなことが今出来るなら、開戦すら回避できた。完全な勝利でなければ陸軍は納得しない。講和派に対し武力は内側に向かい暴走する。その恐ろしさを最も知るのがこの私だ。勝利など不可能と分かっていながら陸軍の圧力に負け開戦した時から、我々には戦い続けるほかに道はなかった。破局が待ち受けているとしても、一日でも遅らせること、それしかない」

一方で海軍出身の元首相米内光政も東条とは違う立ち位置で講和に反対する。
日本は徹底的に負ける必要があると言うのだ。
足腰立たないほど負けて一度解体するべきだ。
中途半端に現体制を延命させた形の講和は禍根を残すだけだ。
完敗による建国のし直しこそが国家百年の計であると。

東条及び米内の言はもちろん、作者かわぐちかいじ氏の代弁である。
しかしこれに同調する、つまり太平洋戦争に負けたことは結局日本にとって良かったとする意見は少なくないと思う。
私もそう思っている。
それでも尚、無念が残る。
ミッドウェーの敗戦がそうだ。
あの海戦で仮に日本が勝利していても、最終的な結果に変わりはなかった筈だ。
ミッドウェー以降1944年にかけて20隻以上のエセックス級空母が竣工する。
圧倒的な工業力、国力の差が時間の経過と共に顕在化し結局はどうしようもなかった。
だが、ミッドウェーで勝つチャンスはあったのだ。
大勢に影響の及ばない小さな戦局の小さな勝利に過ぎない。
それでも勝っておきたかった。

これもこの際言っておきたい。
「特攻」は断じて許されない。
考案者の大西瀧治郎中将は終戦の翌日に腹を切った。
だからと言って許されるものではない。
そもそも大西という男にろくな者はいないが、当時の日本にこうした人間を生む素地があった事も事実だろう。
そうした事を含め日本は一度解体されなければならなかった。

結局日本は徹底的に負ける事で再出発出来た。
しかしそれでも、無条件降伏するにしても、もっともっと早くてよかった。
日本軍の戦闘に合理的な意味があったのは、マリアナ沖海戦に続くサイパン島攻防戦までだ。
軍部もそれを理解していた。
サイパンを取られたら、1600機のB29に日本全土を焼き払われる。
だからマリアナが絶対国防圏だったのだ。

終戦が沖縄戦の前だったら、広島・長崎の前だったら、ソ連参戦前だったら、どれほど多くの人が死なずに戦後を迎え、またシベリアに抑留されることなくその後の人生を安んじて送ることが出来ただろう。
だが、彼らの犠牲なくして敗戦を受け入れさせる事は困難だったのか。
そうかもしれない。
だが、その度し難い抵抗勢力とは、他でもない同じ日本人なのだ。
しかも彼らは狂人ではなかった。
多くの若者を特攻に送った大西瀧治郎もそうだ。
彼らはまぎれもなく、当時この国のエリートだった。
そのことも我々は忘れてはなるまい。













日本の翼

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No.116 2015.11.12





1963年12月、敗戦後GHQによる航空禁止令により国産機の開発を許されなかった日本の空をYS-11が初飛行した。
あれから半世紀の時を経て、国産ジェット旅客機MRJがついに飛んだ。
かつて零戦を紫電改を隼を一式陸攻を生んだ日本の空を。

現在の日本に航空機製造の能力は当然ながらある。
ボーイング787のカーボン複合材製主翼を生産しているのは、MRJのメーカー三菱重工である。
三菱はF-15をライセンス生産し、F-2を開発・生産した。
実績・企業力ともに申し分ないようだが、旅客機となれば少し話が違ってくるだろう。
小型旅客機の分野ではブラジルとカナダに強敵がいる。
彼らには小型ジェット旅客機製造の実績があり、MRJはそれらとの競争で勝たねばならない。

YS-11には戦後初の国産旅客機という意味があった。
しかし内容的にも商売的にもけして芳しいものではなかった。
私自身何度か乗った事があり、その乗り心地の悪さをはっきり覚えている。
当時の日本に旅客機を開発するノウハウ全くなく、軍用機の設計者によってYS-11は造られた。
それ故機体が頑丈で耐久性も高い反面、重量過多となりパワーが足りなかった。
結果的に騒音と振動が大きく、客室の居住性が大きく損なわれてしまった。
はっきり言って軍用輸送機に近いものだったのだ。

「戦後初」この輝かしいアイコンの威力により、当然のように自衛隊・海保が採用し運用したが、この機体を操縦したことのあるパイロットから褒め言葉は聞こえて来ない。
全日空がローンチカスタマーとなり25機、日本航空も昨年32機のMRJ導入を決めた。
しかし防衛省・海保は今のところ、YS-11の後継機にMRJを考えていない。
それが「軍用機に適さない」つまり逆に旅客機として優れている事を意味するよう祈る。

現在世界中の航空会社との商談が進んでいるようだ。
一見順風満帆にも思えるMRJなのだが、実際はまだ初飛行に成功しただけだ。
それも相当遅れて。
どうか上手くいってほしい。
しかしそんなに簡単なものではない気もする。

頑張ってください。
第五世代国産ジェット戦闘機も期待しています。

尚、一部テレビ等がMRJを「日本初のジェット機」と繰り返し紹介していた。
これはとんでもない嘘だ。
正しくは日本初のジェット旅客機(YS-11はプロペラ機だった)。
日本初のジェット機は中島飛行機(現富士重工)が開発した帝国海軍の「橘花」(1944年初飛行に成功)である。
富士重工は戦後初のジェット機も開発・製造している。
航空自衛隊の「T-1練習機」(1958年初飛行に成功)だ。
正確な報道を厳にお願いする。



橘花4
橘花


t-11.png

T-1練習機。
このアングルで見比べれば、両者似ていないこともない。
もしも橘花が実戦に間に合っていたら、アメリカ軍は驚いただろう。
戦局を大きく変える事はなかったとしても。











BOSSA

bossa1.jpg
No.117 2015.11.13





札幌のジャズ喫茶「ボッサ」へ。
ここに移転した時スピーカーがJBL DD55000からM9500に替わった。
いい音だ。
しかし大型スピーカーを棚の上に設置しているためか、やや低音がブーミーである。
画像右端にぼんやり見えるのがM9500。
発売当時本体だけで約300万、外付けネットワークが70万もした。



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約一時間滞在した。
その間新規に入店してきた客なし。
一人座っていた男性も途中で帰り、貸し切りとなる。
これでもボッサがもっている理由がある。
経営者の高橋さんは呼び屋が主な仕事であり、ジャズ喫茶で食っている訳ではない。
ここでもジャズ喫茶副業論の正しさが立証されている。



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以前ボッサが入っていたビルの前を偶然通り掛かる。
今年は雪が遅く、今のところまだ歩きやすい。
この街がクリスマス一色になるのももう間もなくだ。
クリスマスに雪がなかった記憶がない。
なくて構わない。
春までこのままならいいのに。
でもそうはいかない。
今年もまた厳しい冬が来る。









北海道新幹線

新幹線
No.118 2015.11.14





今年も残り二カ月を切った。
本格的な冬が近づき、次第に冬季鬱色濃厚となってくる。
僅かなお楽しみを挙げるとすれば寺島ジャズバー2015、クリスマス、お正月と来て来年三月には北海道新幹線が開業だ。
とはいえ、当面函館止まりだから札幌市民には殆ど関係ないだろう。
函館は結構遠い。
JRの特急「スーパー北斗」で3時間半、車でも高速利用で同じくらいか。
開業後東京から新幹線に乗れば函館まで約4時間なので、たいして変わらないくらいかかる。

東京から函館への直通便「はやぶさ」は一日10往復しか走らないようだ。
貨物との青函トンネル共用というハンデがあるものの、それにしても10往復は少ない。
つまり関係者は客が少ないと読んでいるのだ。
それなら止めておけばよかったんじゃないか、というのは置いておく。
この手の予想、たいてい外れるが今回に限り多分正しいだろう。
皆そう思っている筈である。
都民にとって4時間もかけて行くほどの魅力が函館にあるか、といえば無い。
4時間といえば、死ぬほど我慢すればグアムに着いてしまうほどの時間だ。

函館から先、長万部-倶知安-小樽を経て札幌まで延伸されるのが2031年だ。
開業後15年先の話で、早まったとは言うものの随分先の話である。
仮に生きていて健康だったら私は乗るだろう。
これにより函館までの乗車時間が約1時間と大幅に短縮される。
青森まで2時間、仙台まで3時間半だ。
ここが限界。
かなりの年寄りになっている私は、それ以上苦痛で乗っていられない。

函館から先の所要時間が意外にかかるのは、速度制限のせいだ。
盛岡以北の新幹線は施設の問題なのか、時速260キロが上限となっている。
ちなみに東京-盛岡間は320キロである。
将来的に施設整備が進み速度制限がなくなる可能性もあるだろう。
しかし現状では東京まで新幹線に乗れば5時間かかる。
寝台車でもないのにそれは厳しすぎる。
札幌-東京間を新幹線で移動する人がいるとすればマニアだけだ。
ビジネス客が乗る筈もなく、普通の観光客も使わない。
北海道新幹線、大丈夫なのか?

今年3月に開業した北陸新幹線東京-金沢の盛況が伝えられる。
観光地として金沢と函館は勝負にならない。
それにあちらは2時間である。
だから東京-金沢の「かがやき」は一日24本も走っている。

来年の開業で函館あたりが賑わうのも最初の1、2年だけじゃないかな。
どうも開業前から先が思いやられる。









ルールとは

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No.119 2015.11.15





人類は現在一定のルールに従い生活しているように見える。
例えばそれは貨幣経済だ。
紙切れに過ぎない紙幣との交換であらゆる商品を入手出来るが、多くの場合貨幣の裏付け無しに物を買うことは出来ない。
例えばそれはデモクラシーだ。
多数派を形成した集団が、ほぼすべてのシステムを思い通りに動かせる。
例えばそれは近代法による支配だ。
国家権力を背景にその支配地域を法に服従させ、明確な証拠がなくとも被疑者を殺すことさえする。
これらは現在の強者が強いるルールだ。
実際そこに正義があるかどうかは関係ない。
既に出来上がったシステムを維持する方が強者にとって効率がよく、その都合に実力で従わせる力こそがルールであるだけだ。

ロンドン、パリ、ニューヨーク、これらの街並みがどのように形成されたか今更語るまでもない。
他所からの搾取によって得た富で美しい街が作られた。
それを成した人々により世界のルールも決められた。
国境線すら引かれた。
だが、俺たちに何の相談もなかったと異議を唱える人がいる。
おまえら何様のつもりだと。
その不満におそらく宗教はあまり関係がないと思う。
宗教はただの旗印に過ぎない。

彼らを力でねじ伏せるのは相当に困難だ。
テロリストにはフリーハンドが与えられている。
ある意味彼らはどこへでも行き、何でも好きなように出来る。
やられる側はどうする事もできない。
血を流したくないならルールを見直すしかないだろう。
それはテロに屈する事とは次元の異なる話になる。

だがもはや後戻りが出来ないのなら、更なる強権で押し通す道もなくはない。
だが中途半端な空爆なら止めておいた方がいい。
新たな報復テロを誘発するだけだ。
空爆が有効なのは都市インフラを有する国家対国家の戦争に限られる。
ゲリラへの効果は限定的だ。
やるなら大規模な地上戦力による包囲殲滅戦と武装解除だろう。
覚悟も根性も金も命も大量に必要だ。
それに耐えられるか?

耐えられないなら和解しかない。
徹底的な地上戦を行ったとしても、どのみち得られる平安は一時的なものに過ぎない。
新たな勢力が出現するのも時間の問題に過ぎないからだ。
国家単位で行われる富の再配分を地球規模で考える、先ずはそんなところから始めるしかないのではないだろうか。









YPSILON

イプシロン
No.120 2015.11.16





ラングラーの舵角センサー交換のため入庫、ディーラーからこの車を借り受けた。
クライスラー・イプシロンというらしい。
実はフィアット傘下となった関係でクライスラー名義で売られたが、元々イプシロンはランチアから出ていた車だ。
だがクライスラー・イプシロンとなってもアメリカでは売られていない。
それはそうだろう、アメリカ人が買う車ではない。
全長3.8m、全幅1・68m、全高1.55mの5ナンバーサイズで、その排気量なんと875㏄である。
しかも二気筒エンジンで、アイドリング中常に振動が伝わってくる。
こんな車はヤンキーに向かない。
それなら素直にランチアのバッジを付けて売るべきではなかったか。

イプシロンの美点はどこだろう。
「アートの領域まで高められた独創的なフォルム」だとメーカー側では自画自賛する。
そうか?
私には地味な5ドアハッチバックにしか見えない。
これで色が赤や黄色なら、印象も随分違ってくるのかもしれないが。
ギアボックスが2ペダルの5速マニュアル(シーケンシャルMT)でAT的にも使用できる。
もちろん慣れない私は「オート」で使用するが、この車おそらくシフトに時間がかかりすぎている。
そのため走行中にパワーが抜ける感じがして気持ち悪い。

クライスラー・イプシロンはなんと260万もしたようだ。
日本で実質2年、2013年~2014年で販売終了した。
累計登録数たったの1136台だった。
むべなるかな。

ディーラーで一通りの説明を聞いた中、P(パーキング)のシフトポジションがないので、駐車時ニュートラル位置にして必ずサイドブレーキを使うよう言われた。
マジですか、そんな車があろうとは・・・それでは急な坂道には停められまい。

フィアット・クライスラーという良く言えばマニアックなメーカーと関係が出来たせいで、ちょっと変わった車を色々貸してもらえそうだ。
それがいいのか悪いのか微妙ではあるが。



イプシロン2











HALF NOTE

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No.121 2015.11.17





テニス仲間でプロドラマーの石橋さんから声がかかり、札幌のライブハウス「Half Note」の14周年ライブに足をはこんだ。
この店が出来たばかりの頃、何かの流れで行ったことがあった。
同業者三人くらいで偶然立ち寄ったと思う。
他に客はおらず、ハウスピアニストの豊口健さんが一人、控え目にピアノを弾いていた。
スナックに毛が生えた程度の店構えで、これは長持ちしないなと失礼ながら思ったものだ。
わからないものである。
あれから14年、Half Noteはジャズスポットとして立派に生き残ったのだ。

店のオーナーが女性で、ピアニスト兼ボーカリストの安斉優子さんであることをこの日初めて知った。
素敵な弾き語りを聴かせて頂いた。



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石橋ファンの若い女性が間近に陣取ったせいだろう、石橋さんやけに気合が入っていた。
間近と言っても、店が狭いのでこれ以上の間近もないくらいの至近距離だ。
石橋さんのシンバルと10センチしか離れていない。
スティック捌きのたび、彼女らのけ反るのである。
しびれているだろうか?
そっとお顔を拝見したら、ハートマークが点灯していた。
昔なら失神した所かもしれない。
やるな、石橋正彦。



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元祖「Half Note」はかつてニューヨークにあったライブハウスだ。
とりわけこの盤が有名で手元にもある。
当然札幌のこの店にもあり、ジャケットを壁に飾っている。
石橋さんの背後の壁。
一見煉瓦に見えるけど、画鋲でとめられているのが少し残念。


本作は1965年6月のライブがA面、B面にはヴァンゲルダースタジオにおける9月の録音が収められる。
何と言ってもA面冒頭、12分以上にも及ぶ熱戦「NO BLUES(マイルス・デイビス)」で決まり。
ウエス・モンゴメリー(g)+ウィントン・ケリー(p)トリオということになる。
トリオは4年前までマイルスバンドのリズムセクションだった。
それ故の選曲か。
61年のカーネギーホールライブでこの曲を演っている。
それがマイルスとのラストセッションになった。
ウエスとケリーはずっとリラックスして演奏したが、ノリは凄い。
スィング、グルーブ、ドライブ・・・ジャズのかっこいいところがすべて、この13分弱に凝縮されている。
ジャケットが少しダサいけど許す。









スターウォーズ

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No.122 2015.11.18





この映画が最初に日本で公開された頃、私はまだ20代の前半でテレビすら持っていなかった。
だから本作の予告編動画に触れる機会も、劇場で他の映画を観る場合に限られた。
そのため普通なら観ないだろうと思われる映画にまで出かけたが、そういう時に限って期待の予告編が流れなかったりする始末だった。
インターネットもなく事前の情報も限られていたが、それでも雑誌等から得られる限定的な画像を眺めてはひたすら封切りを待った。
待ちきれない多くのファンが、その間に「未知との遭遇」を観た。
だがその渇きが癒されよう筈もない。
ワラをもつかむ思いの「宇宙からのメッセージ」で更に手痛くコケ、失望によって逆に増幅された胸の高鳴りが絶頂を越えた。

日本公開当日を私は大阪梅田の座席指定館で迎えた。
スクリーンがU字形になった妙な映画館だった。
文通相手との初逢瀬のように緊張しきった者にこの映画は酷だ。
スターデストロイヤーの登場で早々といってしまった後のことを私は覚えていない。

R2-D2やC-3POが歳を取らない一方で、ハン・ソロは砂漠で活躍し大統領になった。
レイア姫がブルースブラザースを蹴飛ばしポール・サイモンと結婚したのにも驚いたがすぐに別れた。
いつの世も放っておくと何をするか分からないのが女だ。
ルークの悲運はレイアが妹だった事に止まらなかった。
ワンパに襲われた傷が悪化し、一人宇宙を去る。
全てがまるで予め決められていたかと思えるほど都合良く進行していった。
そしてダースベイダーはアナキン坊やだったのだ。
あれから37年、銀河の歴史は続いている。

MAY THE FORCE BE WITH YOU!



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儲かりまっか?

賃金
No.123 2015.11.19





一体日本の経済はどうなんだろうか。
金融緩和、つまり金をどんどん刷って量を増やしたので当然円安になった。
結果外人から見れば相対的に日本株が安いので買いやすくなり株価が上がった。
さらに原油価格の下落で輸出好調、大企業の収益は上昇している。
しかし実質賃金はご覧の通り減少し続けている。
全体の賃金が減れば個人消費も伸びず、結局景気回復など出来る筈がない。
アベノミクスとやらの現状は言われる通り、大企業と株主(富裕層)のみ潤い国民生活は悪化した。

おなじみのGDPであるが、4-6・7-9と二期連続マイナスだ。
ところでこのGDPというやつ確かに経済規模を示す指標ではあるものの、ある一面を切り取っているだけに過ぎず、肝心の「もうけ」に目が向いていない。
日本は儲かっているのか?
相変わらず企業在庫が高水準だ。
藻谷浩介氏が「デフレの正体」で書かれている。
日本は付加価値が低く高値で売れない物を大量に生産し、それにより一定のGDP値を保っているが、売れない商品の在庫を積み上げているだけだと言うのである。
それらはいずれ大バーゲンで処理されるだろう。
だから慢性的なデフレなんだと。

今後中国経済がさらに減速し、世界経済が更にマイナス基調となるだろう。
一方我が国においては高齢化が加速する。
今や年金受給者4000万人の時代である。
日本はどんどん生産性の低い国になっていくだろう。
これでもし原油価格が反転し円安が進行し物価だけが上がれば、スタグフレーション(不況下のインフレ)すら現実味を帯びてくる。

札幌はどうか。
北海道全体の人口減少にも関わらず札幌の人口は増えており、今や道民の35%が札幌市民となった。
しかし特に有力な産業があるわけでもない。
だから札幌単体のGDPも個人所得も減少し続け、当然ながらGDPの六割を占める個人消費も減少し続けている。
にも関わらず北海道や民間シンクタンク等が「道内の景気は緩やかに持ち直している」と呑気な事を言っているのにはまったく呆れるとしか言いようがない。

景気の悪い話で申し訳ない。
しかしこうした状況下での消費税増税がいささか心配になってくる。
北海道ではこのところ観光客が増え、百貨店の売り上げが5カ月連続増加した。
一方で新車登録台数は17カ月連続で減少、賃金も個人消費も公共投資も減少している。
私の事務所の電話が鳴らない。
たまにかかってくるのは電話料金をお安く出来るとかのセールスばかりだ。








WINDER

ワインダー3
No.124 2015.11.20





腕時計のワインダーが壊れ、ネットで探したら凄い特価品を見つけた。
割引率で言うと八割引きとかそんな感じ。
需要がないという事だ。
おかげで儲かった。

ワインダーは止まった時計を巻き上げるというより、止まらないように最低限度動かしておく機械だ。
止まってしまうと時間と日付を合わせなければならず、一々それが面倒な人は重宝するだろう。
時計自体にどちらがいいのか、それは知らないけれども止めておいたら時計に悪いという事はないのではないか。
だって時計屋さんの陳列ケースに並んでいる時はクオーツでなければ大抵止まっているのだから。

つまりあってもなくてもいいような物だ。
大量に売れる訳はない。
家の中を眺めているとそんな物ばかりなのに驚く。
特に物欲旺盛という事はないが、長年生きていると溜まるものだ。
そして大半は存在すら忘れている。
あれ、こんな本誰が買ったんだろう。
自分に決まっておる。
しかも一度は読んだに違いない。
だが完全に忘れているので、楽しく初めから読むことが出来る。
それはそれで結構な事だと思っている。







ラーメン食いてぇ

昼食
No.125 2015.11.21





私の昼食である。
プロテインとアーモンド。
赤い蓋の容器はプロテインシェーカーだ。
粉末のプロテインとミルクを入れてシェイクする。
プロテインの粉末は溶け難いのでシェーカーは必需品だ。
これがないとダマダマになって気持ち悪い。

たまにはラーメンなど食べたいが自粛している。
別に美容のためではない。
多分私は家族性の高脂血症だと思われる。
普通に生活していると中性脂肪値が1000とかになる。
正常値は150くらいだ。
84歳になる母親も同様の症状なので遺伝だろう。
母親は元気だがガリガリのヤセで体重35キロしかない。
酒などまったく飲まない。
それでもコレステロールや中性脂肪の値が高い。

放っておけば良さそうなものだが、万一脳溢血にでもなりそれでコロッと死ねたらまだしも、半麻痺にでもなったらかなり嫌だ。
そこで知人の医者に相談したら「リピディル」という薬を飲めという事になった。
暫く飲んだら見事に下がった。
しかしこの薬相当悪いらしい。
それで薬を止めた。

替わりにエアロバイクを購入して毎日1時間家で自転車を漕いだ。
これも見事に効く。
しかしあまりにも退屈でつまらない。
結局行きついたのが炭水化物制限という訳だ。
私はまったく望んでいないが、もちろん同時に強力なダイエット効果もある。
三カ月も続けたらおそらく10キロくらい体重が減ると思う。









冬もワイン

気仙沼1
No.126 2015.11.22





いつもワインを買う気仙沼の酒屋は商売上手だ。
3.11の後で帆布でこんな物を作り売った。
ワインを入れてどこかへ伺うのにぴったり。
セラーを津波にやられたが、割れなかったワインを洗浄して「アウトレットワイン」と称し売った。
これはだいぶ上手くいったようだ。
逞しさに脱帽した。



気仙沼2



今楽しみにしているのがこれ。
画質が悪すぎてなんだかさっぱりだが、SANTENAYのプルミエクリュでビンテージが1997である。
ルモワスネというネゴシアンの品。
ルモワスネで外れた事がないからきっとこれも美味い筈だ。
来月のワイン会で飲もうと思っている。



グラス1



やっぱ冬はワインである。
春も夏も秋もそうだけど。

いい夫婦の日らしい。
夫婦ってなんだか良く分からない。
分かったようで分からない。
私たちはこの日を神戸で迎えた。
あれから間もなく21年になろうとしている。
我々の結婚生活ではない。
もう忘れかけているが昔大きな震災があった。
そして街は見事に復興した。
だがここで多くの方が亡くなった事実は変えられない。
生きていれば私と同じように還暦を迎えたであろう人もおられただろう。
もちろんずっと若い人も。
しかしいつしか時は過ぎ、あの日生まれた子供らに次の世代が誕生し始めている。
色々あった。
生きていればこれからもある。
それぞれが皆それぞれの町で思い思いに語り合い、ワイングラスを通して目の前にいる自分のパートナーを見つめてみよう。
貴方はその人を愛していますか?
本当に好きな人が他にいませんか?
夫婦であってもなくても、男でも女でも、世界中の恋人たちが平和でありますように。













Sometime Ago

北海道一周 048
No.127 2015.11.23





実際には11月21日(土)の早朝である。
早朝と言っても2時前。
何故こんな時間に起きているのか?
目が覚めるのだ。
今日明るくなる前に出発し神戸へ向かう。
妻の甥の結婚式に出るためだ。
それで昨夜は一滴も酒を飲まず、替わりに眠剤を飲んで寝た。
アル中は素面で寝付くのが大変だ。
薬が効きなんとか寝た。
でもそんなに寝てはいられない。
四時間ほどで覚醒してしまう。
いつもそうだ。
夜勤の看護婦さんみたいだな。
一応アラームを設定して寝た。
5時である。
目覚ましなんかいらないだろうとは思った。

パソコンをつけたらスライドショーにこの写真が映った。
もう少し画質と天気が良ければいい絵になった。
水平線にぼんやり見える(殆ど見えない)のは国後島である。
わずか三カ月前の事なんだ。
もう忘れるくらい昔に思える。



return to forever



これはチック・コリアのReturn To Foreverだ。
1972年発売、大ヒットした通称「かもめ」。
国後の写真を見て思い出し、引っ張り出して聴いている。
油井正一さんがライナーを書いておられる。
1940年代に起きたビバップや50年代のクールからジャズ10年変貌説を展開し、本作の登場は時代の必然だと苦しい解説をされた。
油井さんの貴重な遺品レコードが新冠のレコード館に寄贈されている。
その中に本作は含まれない。

おそらくチック・コリアはこれだけで一生食っていけるだろう。
色々言われたが出た時には結構な衝撃だった。
非常に分かりやすかったからだ。
意図的にやったものだと後年チックは語っている。
一発当ててやろうという事か。
フュージョンブームが始まり、ハシにもボウにもかからぬ軟弱音楽も量産された。
だがその原点の一つだった本作は硬派とまでは言わないものの、作品として良くできている。
そうでなければあんなに売れる筈もなかった。
ある時代のシンボル言っていいだろう。
ジャズ喫茶でもよくリクエストが来、ケルンコンサートと双璧を成した。
こんな時間に聴くと妙にシュールだ。

では行くか、神戸へ。
ヘアースタイルがヘアースタイルなのでサングラスは止めておいた方がいいな。
抗争事件に巻き込まれ間違って撃たれたら困る。










凄く良くなったと

薬
No.128 2015.11.24





毎日飲む薬がこれだ。
多分酒を飲みすぎるせいだろう。
キャベジンは安い。
ヘパリーゼは高い。
本当に効いているだろうか。
分からないが飲む。
習慣である。
酒とセットの。

妻の甥が結婚するというので、我家四人神戸へ行くことになった。
テロに巻き込まれたりしなければ今日あたり帰宅している筈だ。
旅行中もこれらの薬を持参しているだろう。
あと味の素の「DHA&EPA」である。
毎日続ける青魚生活というのだが、こんなもの本当に何か効果があるのかと思いつつも毎日続けている。
それは多分己が頭の悪さを自覚しているからだが、「バカは死ななきゃ治らない」と言う以上こんなもの何の役にもたちゃしない。
だが人間何か飲むと飲まないよりマシな気がするものだ。
プラシーボ効果と言うが、オーディオでよくある現象でもある。
変わった変わった、効いた効いたと騒ぐのは本人だけ。
でもいいじゃないか、そういう時は「うん、変わった。凄く良くなったね」と言ってあげるのが礼儀というものだ。
プラシーボはラテン語で「喜ばす」という意味から来ているらしい。









ついに来た

雪20151
No.129 2015.11.25





ひと晩で世界が水墨画に変わる。
火曜日の朝起きるといきなりこの景色だ。
まいったなあ。
伊達の娘から写メが送られて来た。
向こうも雪らしい。
伊達は雪の少ない土地で、昨シーズンなど一度も雪かきをしなかったと言っていたくらいだ。
そんな伊達にもかなり積もった様子だった。

札幌は朝からずっと降り続いた。
気温が零度前後と比較的高いので、湿気のある重い雪だ。
除雪作業も楽ではない。
滅入るけど滅入ってばかりもいられない。
神戸から帰ったばかりで体も重いが頑張るしかなさそうだ。

道内のいたるところで交通事故が起きている。
高速道路が事故で閉鎖される度速報が流れる。
シーズンはじめはいつもこうだ。
この天候なのに、まだ夏タイヤのまま走っている不埒者が結構いる。
そんなヤツの自爆に巻き込まれたらたまったものではないぞ。

ジープでの雪上初走行となった。
所謂フルタイム四駆ではないので、自分で切り替えながら走る。
それもボタン式ではなく、プリミティブなレバー操作だ。
完全に一つ仕事が増えた。
交差点左折時などの大きな舵角で、やはり多少のひっかかりを感じる。
そしてFR時よりもラインが膨らむ。
圧雪状態での話である。
無論乾燥した舗装道路なら四駆で曲がることは出来ない。
慣れるしかないと思う。






除雪

除雪機1
No.130 2015.11.26





大雪になった。
態勢が整わないのか予算の関係か、自治体の除雪は行われない。
そのためあちこちで車が立ち往生している。
もっとも除雪と言ってもブルで道路の両脇にかきわけて行くだけだから、結局は地域住民の力で始末するしかないのだ。
近所の方々早朝より除雪作業に余念がない。
歯をくいしばり運ぶそのほとんどが道路の雪である。
道路の所有者は札幌市だ。
何か納得いかないものがある。
皆さん頑張っておられるものの高齢化が進行しており、いつまで出来るか分からない。

我家では除雪機が出動した。
20年前に買ったものだが立派に活躍している。
丈夫なものだ。
これがなければ今日の重たい雪に対抗できなかった。
人力が虚しくなるほどの威力がある。
しかし結構な騒音を出し絶対安全かと言えば断言出来ない。
そして思いの外体力が要る。
10年後私とこの機械が無事でも、多分作業はもう無理じゃないかな。

我家の敷地は西側と東側に8mの市道があり、除雪作業も普通の家の二倍必要だ。
西側は毎年業者に頼み、週一回ダンプで排雪してもらう事になっている。
しかしそれも来月中旬以降の開始なので、今回は自力でなんとかするよりなかった。
朝7時過ぎから三時間かかってやっと終了した。
全身の衣類が水に落ちたように汗で濡れていた。
そのあとテニスのレッスンがあり、どうしようか迷ったが結局行った。
四肢が痙攣しそうだった。
帰宅しソファーに倒れ込み爆睡。
妻が帰宅するまで気が付かない。
尋常ではない疲労感だ。







神戸 ①

神戸20151
No.131 2015.11.27





先日の三連休に家族四人神戸へ出掛けた。
妻の甥が結婚するというのだ。
妻の妹から出席を打診され、連休でもあるからお断りする口実が見当たらなかった。
妹家族も札幌在住で、更に義母みっちゃんも同行する。
みっちゃんはこちらのチームに入った方が何かと都合がよろしかろうという事になり、五人連れの神戸行きとなった。
千歳発神戸空港行きのエアドゥー便を利用する。
神戸空港の発着は初めて。
小さな飛行場だ。
空港ターミナルからポートライナーを利用すると、三ノ宮まで20分たらずで到着する。
この画像は車窓の景色だ。
先頭車両一番前の席に座り分かったのだが、この乗り物運転手がいない。
今ではたいして珍しくもないのかな。



神戸20152



三ノ宮の逗留先。
チャペルもある。
ここなら近くていいのだが、しかし甥が挙式するのは芦屋の式場だ。
なんでもそこで結婚するのが新婦の夢であったのだとか。
因みに甥が同志社の学生だった時、阪大附属病院の看護婦さんだった新婦に出会っている。
甥は卒業後北海道の企業に就職し、その後四年間遠距離恋愛を続けたという涙ぐましいサイドストーリーも用意されていた。
結婚を前提に遠恋が続くとすれば、それはぞっこん惚れ込んだかたいして好きじゃないかのどちらかだろう。
新郎は明らかに前者だ。
新婦は知らない。
それはともかく、そんな事情から二人の友人や新婦の親族・同僚が多数関西在住であり、花嫁たっての希望(挙式at芦屋)もあるため私たち一家ははるばる神戸までやって来る事となった。



神戸20153



しかしそれではあまりにもやられっぱなしだと娘。
そこで式は式として立派に列席するが、旅行も楽しもうよという方向性が定まった。
荷物をホテルに預け早速探検隊の出発だ。
三ノ宮は探検し甲斐のある街である。



神戸20154



妻所有中見かけが最もフォーマル寄りな腕時計が止まり、みっちゃんと二人大丸で見てもらっている間、我々三人は旧居留地界隈をうろつく。
二人に少し早いクリスマスプレゼントを選んだ。
娘にオレンジ色の長財布を、ストレートチップで靴擦れしそうになっていた息子にスニーカーを買った。
プレゼントは贈る当人に選ばせる方がお互いに良い。
要らないものを贈るよりずっといい。

どうも息子はまだ、黒革靴よりスニーカーが似合うようだ。
そろそろ大人の男になれよ。








神戸 ②

ポレポレ
No.132 2015.11.28





神戸大丸の妻と携帯で連絡をとる。
義母みっちゃんが疲れたので、二人でホテルに戻るそうだ。
我ら探検隊は旧居留地物色を続行だ。
やっとたどり着いたポレポレ書舗をひやかす。
なかなか面白いが客は入っていない。
こういった商売で食っていくのはいつでもどこでも大変だろう。
ポレポレさん、頑張ってください。



神戸20155



ついにジャズ喫茶を発見し押し掛ける。
丁度コーヒーが飲みたかったところだ。
この店のコーヒーはかなり旨い。
稀な事だ。
ジャズ喫茶のコーヒーはたいがい不味いと決まっている。
私がバイトしていた店などは一度に淹れ、客が来たら沸かして出していた。
残ったら冷蔵庫で保管し翌日分に回した。
だから友人には午前中に来るなと言っていた。



神戸20156



ドナルド・バードのブルーノート4101番が掛かる。
実は私、本作を所有しない。
従って後日比較することも出来ないが、どうも低音過剰な鳴り方だ。
お店が木造の二階にあり、そのため床の強度が不足している様子である。
床も大事だが部屋の容積や壁との距離、セッティングも重要な要素になる。
低音は難しいのだ。
画が暗くて分からないけれどもスピーカーはJBL S3100だった。
30センチほどのスタンドで持ち上げている。
それでも足りない感じだった。
この音どうなの、なんかブーミーじゃない?
そんな事を娘が言った。
案外分かっているので驚いた。
実は昔、このスピーカーを検討したことがある。
オーディオ店でもこんな風に鳴っていたな。
鳴らすのが難しいスピーカーかもしれない。
M&Mさん、健闘を祈る。



神戸20157



夜は皆でレストラン「ペルージュ」へ。
夫シェフ、妻ソムリエ、息子修行中という家庭的な経営だ。
たいそう美味しく満足したが三時間以上かかった。
結構な金額になりカードで支払いしようとしたら不可。
なんとかキャッシュで払う。
あぶなかった。
それならそうと予め言ってくれないと。
予約時に聞いたけど忘れたのかな。








芦屋 結婚式

芦屋6
No.133 2015.11.29





翌11月22日甥の結婚式出席のため、三ノ宮からJRの新快速に乗り五人芦屋へ向かう。
次の停車駅が芦屋だ。
10分ほどで到着、駅前からタクシーで式場へ。
これが新婦憧れの結婚式場「ブリリアント芦屋」である。



芦屋3



そうまで言われれば男一匹頑張るしかあるまい。



芦屋4



甥も頑張った。
しかしそれを目の当たりにし、自分じゃなくて良かったと心底思ったものだ。
日本人にタキシードはあかんワ。
他人事と思えなかった。
彼はH潤といい、イニシャルが私と同じだ。
だがそんな事ではない。
知り合いがあんな目にあっているのを私は正視出来ないのだろう。

あれやこれやで総額400万かかったそうだ。
それを両家で折半。
つまりは親たちが払った。
北海道だと会費制が主流だが、本州方面では招待だ。
参列者はお祝いを包む事になる。
はっきり言って会費制よりも遥かに高くつく。
いくら集まったか知らないけれど、まあザックリ300万強か。
それら全額が新生活スタートの費用として二人に渡されたんだとか。
マジか、びっくりしたぜ・・・・
そりゃあまた大変なことだな。



芦屋5


少し長かったけれど、ガーデンパーティあり、新郎のパフォーマンスあり、作り込まれた映像あり、涙あり笑いありと、盛り沢山でなかなか気合の入ったプロデュースだった。
金額を聞いてしまえば当然かもしれないが。

お幸せに。
あまり親に心配かけてはいかんぞ。







異人館

異人館1
No.134 2015.11.30





結婚式と披露宴を終え帰りかけた頃、新郎の妹ゆっこが傍に来て言うには、若者一人でつまらないからこちらに合流したいと。
いいけどホテル芦屋なんだろう、帰りはどうするの?
なんとかすると言うのである。
う~ん・・・でも今回は止めておこう。
ゆっこ残念そうだった。
五人で三ノ宮に戻り、着替えて異人館を見に行こうという娘。
妻とみっちゃんはホテルでゆっくりすると言う。
そうだろうな、みっちゃん疲れただろう。
夕食も部屋で適当に済ますそうだ。

四時半ロビー集合。
三人でタクシーに乗り、天神坂の下あたりで降りた。
上っていくと左側に風見鶏の館が見えてくる。
震災で全壊したが、慎重に元の材料を使って再建された。
今は神戸市が所有する国の重要文化財である。



異人館4



こちらは萌黄の館。
やはり震災時に大きなダメージを受けた。
落下した煉瓦の煙突が今も庭に突き刺さった状態で保存される。
よく見ると建物のあちこちが隙間だらけだ。
外壁の塗装もだいぶ傷んでいる。
現在も元阪神電鉄オーナー家が所有したまま重要文化財となっているが、実際に人が暮らせるコンディションかと言えば難しいだろう。
風見鶏の館と同じように神戸市に売却したら良いのではないか。
両者近傍にあり共通券で入れるが、保存状態に少し差があるからだ。
個人所有のまま維持管理していくのは難しいと管理人が言っていた。
尖閣同様、所有する事に殆ど意味がないと思うが。



異人館3



風見鶏の館向かいの北野広場でジャズのライブが始まった。
事情は分からない。
だがグランドピアノまで用意されている。
半端な覚悟ではない。
有名曲をどんどん演奏していく。
異人館街とジャズライブ、誰が思いついたのだろう。
見事ドンピシャな取り合わせだ。
ありがたく聴いていると異人館、次第に夕暮れが迫っていた。









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そうだ どこかへ行こう

Count Basie 2号
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