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私なんかまだまだヒヨコだった

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No.1209 2018.11.20





オーディオ誌の連載記事を書籍化した、田中伊佐資著「音の見える部屋 ~オーディオと在る人」を楽しく読んだ。楽しく読みはしたが、我が身の半ちく振りを思い知らされ、また反面少し安堵もしたところだ。
この本で、33人のオーディオと在る人々を田中さんが訪ね歩いている。ここで紹介された33人はほんの一部に過ぎず、世間にはまだまだ重篤な方が大勢おられるのだろう。私は内心自分が病気かもしれない思っていたけれど、そうだとしてもほんの軽い症状だったのである。
マンモス・オーディオに囲まれた方々が多数登場する。凄いね、とは思う。だがそうしたものに、私は最早驚かなくなった。本書で最も感銘を受けたのは、茨城在住のSさんだった。ある時、田中さん宛のメールが編集部に届いたという。「400台のカセットデッキを所有しています。一度見に来てください」とあった。40台の打ち間違いだろう。だがそれでも凄い。というので、訪問が決まったそうだ。行ってみるとSさん宅の二階に、嘗て製造された国産カセットデッキの殆どの機種が積み上げられていた。400台に間違いはなかったのである。
カセットデッキの音と姿かたちに惚れ込んだSさん、コツコツと中古店で買い揃え、一台一台修理して使えるようにしているそうだ。何のために?もしかして売るの?ばかなことを。大事なコレクションを売るだと?特に理由などありはしない。カセットにずっと触れていたいだけ。カセットフェチのSさんは、そうすることが好きなのである。これをマニア、趣味というのだ。Sさんこそが趣味の王者だ。ちょっとあぶないけど。








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