アルチンボルド KITTE
No.767 2017.9.2
科学博物館のついでに西洋美術館にも寄ろうという事になった。
1959年フランスに接収されていた松方コレクションの収蔵先として建てられた本館が、昨年7月ル・コルビュジュの建築作品として世界文化遺産に登録された。
アルチンボルド展が開催されていた。16世紀ウィーンの宮廷画家ジュゼッペ・アルチンボルド。彼の作品すべてがこうした「寄せ絵」ではないが、現在では野菜や果物で構成された肖像画が代表作と認識されている。アルチンボルドが何故寄せ絵を描きだしたか、本人の記述その他記録が残っておらず分かっていない。
会場入り口に面白い催しがあった。
カメラで捉えた人物をコンピュータがアルチンボルド的寄せ絵に仕立てるというもので、この肖像画は妻がモデルになっている。何とも言いようがない。
こちらは私。似ているかどうか、本人にもよくわからないが間違いなく不気味。
松方コレクションを核とする常設展は宗教画が多い。一通り見ようとすれば2時間では足りないボリュームである。
二人とも疲労感ハンパないがまだ歩く。
続いて上野から東京駅に移動、駅前のKITTEに寄る。ここはオープン当初来たことがあり、妻の希望で再訪となったが、あまり面白くなかったようだ。私は本を二冊購入。今回の旅行で買ったものと言えばこれだけだった。
夕食をホテル近くのイタリアンレストランでササッと済ませる。とはいえ文句なく旨かった。
そして爆睡。