母叔母通院

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No.554 2017.2.1





母を乗せて今年最初の通院の日。
予約時間に合わせ、まだ真っ暗いうちに家を出る。
母親の住まいに着く頃、少し空が明るくなり始めた。



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同じ病気で同じ病院へ通う叔母(母親の妹)とその夫も迎えに行く。
姉妹の家はごく近所だ。
雪が降りだし次第に強くなる。
これは渋滞になるのではと思い、年末の件が頭を過る。
あの時は帰路に4時間かかってしまった。
だがあの日同様、往路案外順調に進み予約の一時間前に到着。



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予約の番号が姉妹連番で、まず叔母が受診し次回の予約を入れ、出て来た叔母からそれを聞いて母親受診、叔母と同日同時刻の予約を入れる。
母の血圧上が108なのに降圧剤を前回同様処方される。
これでいいのか?息子少し納得いかない。
院外薬局にて薬購入、帰路も順調、三人送り届けすべてを午前中に済ますことが出来た。
次回は3月14日、もう春も間近となっているだろう。







介護福祉士

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No.553 2017.1.31





介護福祉士養成学校(短大など)の2016年度における入学者が定員の5割を切ったという。
デイサービスのスタッフの名刺を拝見すると、この介護福祉士という肩書の方が多い。
現場で食事・入浴・排泄等の身体介護を行う介護の中心的な存在であるが、低賃金かつ過酷業務で離職率高く、それが定員割れの原因であるとされる。
だがちょっと違うのではないか。
介護福祉士は国家資格だが、そもそも国家資格には名称独占と業務独占があり、介護福祉士は名称独占である。
有資格者のみ介護福祉士を名乗ることが出来る、ただそれだけだ。
肩書だけ、実は資格なしでも業務可能なのである。
これに対し同じ国家資格である医師資格は業務独占、有資格者以外は業務出来ない。
さらに介護福祉士になるルートが複数あり、応募5割を切ったのは養成施設ルートといわれるそのうちの一つに過ぎない。
つまり資格自体が軽く扱われている上に、資格取得の手段が他にあれば、養成学校が不人気なのも当然の話ではないか。
今後益々高齢化するこの国だ。
早期に介護福祉士の身分を確立し、資格と待遇強化の要を認めるところ大なり。









オールバックも

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No.552 2017.1.30





ダブルスに限って言えば、札幌のアマチュアテニスには特徴がある。
この画像でお分かりのように、ベースラインに誰もおらず、サービスライン付近での戦いになりやすいのだ。
これはテニススクールが空中戦を主体としたレッスンをしてきた結果だろう。
地味なグランドストロークよりも、ネットプレーの方がアグレッシブでダイナミックで派手な印象を与えるためかお客のウケが良い。
特に年配の女性はボレーが好きだ。
好きなボレーをするためにどんどんネットダッシュしていく。
しても良いけど、ネットダッシュには付随する条件がある。
自分の頭上は当然だが、前にいるパートナーの上をロブで抜かれた時にそれをカバーするという条件だ。
これは結構大変な事なのだがあまり気にせずダッシュして来るので、前衛の私は自分の頭上はもちろんのこと、彼女の背後のロブまで処理しなければならず大変疲れる。
全豪オープンの女子ダブルスを見た。
前衛付きのシングルスと言った方が当たっている。
誰もネットダッシュなんかしない。
そればかりかレシーブ側のツーバックは当然あり、さらにサーバーのパートナーがベースラインに下がるツーバックまであった。
この時ネットに付いているプレーヤーは一人もいなかった。
つまり四人がベースラインにいたのである。
ダブルス=ネットプレーという固定観念はもう古いようだ。











Invitation Side

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No.551 2017.1.29





そして当然のように「Invitation Side」である。

1.Joe Henderson(ts)
2.市原 康(ds)
3.Al Haig(p)
4.Archie Sepp(ts)
5.Arnold Klos(p)
6.Stan Getz(ts)
7.Alan Broadbent(p)
8.Milt Jackson(vib)
9.The Singers Unlimited(vo)
10.John Coltrane(ts)
11.Phil Woods(as)

黒いオルフェとインビテーション、どちらか選べと言われたら相当困る。
困るが最後はインビテーションを選ぶような気がする。
それくらいこの曲が好きで、何年か前に「Invitation Side」を友人らに配ったのだがその後一切話題にならず、趣味というものは人それぞれなんだと私はやっと悟った。
ある時ある歯医者から坂本冬美のCDを渡された時は私も面食らったのだ。
何事も自分が好きだから他人も好きだと思っちゃいけないが思いがちなものだ。
この男は坂本冬美と荒井由実が好きだったが、ビル・エバンスにはまったく関心を寄せず名前すら知らなかった。
蓼食う虫も好き好きという諺は、まさに正鵠を射ていると思った。
だからインビテーションフェチが人様を困惑させた可能性もけして低くない。
つまり独り善がりですね。
逆に言えば好みが合うというのは、実に貴重で得難い事なのだ。
一方で自分の好きなものになかなか気付けない時もある。
アル・ヘイグ盤をバイト先にて新譜で聴いた。
そして即日買ったのであるが、その時心惹かれたのはインビテーションではなく、A面一曲目の「Holyland」だった。
それから20年、私はインビテーションの存在に気が付かなかった。
そんなものだ。
でも目の黒いうちに気が付いてよかったのである。
もしかしたら貴方のすぐ近くに、気付かずにいる運命の人なんかがいるのかもしれない。
手遅れになる前に、周りをよく見たほうがよろしいかと。









SL-1200G

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No.550 2017.1.28





70年代オーディオブームの頃、日本の家電メーカーが独自ブランドを展開して頑張っていたのを覚えておられよう。
AUREX(オーレックス)=東芝 
Lo-D(ローディ)=日立製作所
OTTO(オットー)=三洋電機
OPTONICA(オプトニカ)=シャープ
DIATONE(ダイヤトーン)=三菱電機
そして最近まで生き残っていた松下電器のTechnics(テクニクス)。
どこか怪しいところもあったが、テクニクスは元気のいい製品を造っていた。
私も小型スピーカーSB-1204(テクニクス1)やFMチューナーST-3200なんかで世話になった。
2010年まで販売したレコードプレーヤーSL-1200も使ったことがある。
テクニクスは意外にも、ダイレクトドライブプレーヤーを世界で初めて商品化したメーカーだ。
代表機種SL-1200がDJ達に愛用され、全世界で350万台を売ったのだという。
そんなテクニクスの栄光も2010年の生産終了で途絶えていたのだが、昨年私の知らないところでSL-1200Gとして復活していたのである。
一応喜ばしい話に違いない。
そしてSL-1200Gの評判も長足の進歩を遂げたと頗るよろしい。
だが一つだけ気掛かりなのが値段だ。
私のSL-1200はMK3だったと思うが5万円しなかった。
だから売れたのだ。
SL-1200とはあくまでもそういう製品だった。
ところが今度のGは税込みでその7倍の金額だという。
果たしてSL-1200にそれだけ出そうという気になる人がどれだけいるのか。
商売っ気の有りや無しや分からないが、これはどうも少し難しいだろう。










Black Orpheus

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No.549 2017.1.27





「Black Orpheus Side」も制作された。
アルバム一枚すべて「黒いオルフェ」で埋め尽くされたのである。
次のようなメンツとなった。

1.Wayne Shorter(ts)
2.鈴木 勲(b)
3.Gonzalo Rubacaba(p)
4.Ron Carter(b)
5.Dexter Gordon(ts)
6.Lee Konitz(ts)
7.島 裕介(tp)
8.Manhattan Jazz Quintet
9.Don Randi(p)
10.Grant Stewart(ts)
11.Harold Mabern(p)
12.Harry Allen(ts)

まだいくらでもあるが、80分のCDRにこれ以上入らなかった。
黒いオルフェは1959年の同名映画の主題歌で、ルイス・ボンファが書きスタンダードとなった。
「Manha De Carnaval(カーニバルの朝)」ともいうので注意が必要である。
ゴンサロ盤右の男、痩せているので誰だか分からないかもしれないが、驚異のベーシスト、あのブライアン・ブロンバーグなのだ。
先日の結婚披露宴で息子がこの曲を自ら演奏した。
父親が黒いオルフェ好きなのを知っていたのか。
だとすればインビテーションでもよかったのだが、そちらは難し過ぎたかな。









Resident Evil

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No.548 2017.1.26





バイオハザード7「レジデント・イービル」の発売日だ。
少し迷っている。
本作はPS4用のソフトで、我が家のPSは3なのだ。
前作まではPS3と4両方のソフトが売られた。
息子の4でもプレイしてみたが、確かに画質その他3はだいぶ負けていた。
しかし3でも一応不満なくプレイできたのである。
だが遂にこの日が来た。
3ではバイオハザード7はできない。
どうしよう。
買う?







毎日寒くて敵わない

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No.547 2017.1.25





いよいよ寒い。
最低気温が氷点下10度を下回る日々続く。
なにしろ一年で一番寒い時分なのである。
実際115年前の今日、旭川で観測された氷点下41度が日本の公式最低気温となっている。
(尚奇しくも最高気温は2013年8月12日における高知県のプラス41度である。積雪記録一位は滋賀県伊吹山の11m82㎝、1927年のバレンタインデーだった。ずい分降ったな)
旭川でマイナス41度を記録した同じ日に、青森では歩兵第五連隊が八甲田山の耐寒訓練で遭難し、210名中199名が凍死する悲劇が起きている。
日本の兵隊さんは装備が悪すぎた。
根性で敵兵に勝つのも難しいが、飢えや伝染病や寒波にもやはり根性では勝てなかった。
だが当時は予算の関係でそれを認める訳にいかなかった。
そしていくらでも補充の利く兵士が一番安かったのだ。
少々寒いくらいであまり文句も言えない気分になってくるが、やはり寒いものは寒い。
なんとかならないのか。
それがなんともならないのである。
だが少しずつではあるのだが、日の出が早まり日没が遅くなっているようだ。
日差しに力強さも出て来た。
二月も中旬を過ぎれば、春から先のことが見えてくるだろう。
あと少しだ、と思いたい。










あっても自由にならない

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No.546 2017.1.24





再び札幌に暮らし始めて40年近くになる。
毎年毎年この雪にうんざりし悪態をつきながらも、私はこの町を離れようとしない。
離れることが現実的でない。
この地を離れて生きる選択肢が最早存在しない。
居住地移動の自由は憲法で保障された権利であるのだが、年々日本人の移動が減少しているという。
正確に言えば大都市への移動が偏ってきたのだ。
移動できる者と出来ない者の二極化である。
移動できる者とは誰か。
かつてあった集団就職が消滅した現在、大都市とりわけ東京へ移動できる者は学歴か資産、あるいはその両方を持つ者に限られてきた。
彼らは進学や就職を契機として、自然に東京へ移動していく。
地方には社会的強者がいなくなり、経済的に弱体化し、同時に閉塞感が蔓延する。
これは日本だけの現象ではなく、先進国に共通する潮流である。
そんな形で田舎に取り残された人々が、アメリカでトランプ大統領を誕生させたのだ。
大都市へ移動した社会的強者が投票したのはヒラリー・クリントンだったが、数では「弱者」に負けたということだ。
同じことが近い将来他の先進国でも起き得るが、幸いにも議院内閣制の日本では制度上ない。
ただ元々あった東京と地方の格差だけが、今後益々大きくなっていくだろう。
淀んだ閉塞感がガス抜きされることなく、澱となって地方に沈殿し続けるとしたらちょっと困るな。
それはつまり、東京以外の日本沈没であろうから。










ホーン帰る

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No.545 2017.1.23





山本ホーンが修理から戻った。
いい加減な修理だ。
自分の製品に矜持を持たない者の仕事である。
顧客満足度の低い会社が長続きしたケースは独占企業を除き殆どない。
販売店含め彼らの未来も明らかだと思われる。
私はこれ以上言わないことにした。
もちろんこの会社の商品を買うことは二度とない。
この販売店からオーディオ製品を買うこともない。それだけだ。
この六年間あり得ない事の連続だった我が家のスピーカー。
トラブル慣れしたのか次第に驚かなくなってきた。
ただこれ以上何事も起きないようにと祈るばかりだ。
そんなことを考えていたら、販売店の社長から電話があった。
今回の修理代金を払えというのである。
時間が経ったのでメーカーの保証は効かないと。
時間が経ったのは不良品を回収して二度も作り直したからだし、ただこちらが待たされたからだ。
着手前に「修理は有償」との主張があった訳でもなく、従って修理見積の提示があった訳でもない。
もとより当方は保証の範囲との認識である。
その旨申し述べたところ「ご迷惑かけないようにこちらで処理します」と言うのだ。
これは本格的に終わってしまっている。









遂に就任

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No.544 2017.1.22






多少の品格を備えた歴代の前任者居並ぶ前で、異形の新大統領はいつものように親指を立て、「政府の権限を国民に返す」と言った。
この場合の「国民」は「白人」と言い替えて良いのだろう。
そう思わせるほどに、この日式典に集まった群衆は白人ばかりに見えた。
合衆国大統領になった人物が何を考え、何のために就任したかなんてもちろんまったく分からない。
自分のためなのか、家族のためなのか、国のためなのか、世界のためなのか、あるいは何れでもないのか。
もしかしたら人生終盤となり最後に一花咲かせたくなっただけなのかもしれない。
金を持ち過ぎて退屈したのかもしれない。
気紛れに言い出した半ばジョークが現実になってしまったのかもしれない。
そして事の重大さに実は狼狽えているのかもしれない。
新大統領となった時、最重視するのは四年後の再選だという。
しかし今度の大統領は再選を目指すだろうか。
四年後彼は74歳になっている。
もしも始めから一期だけの心算なら、完全に恐いもの知らずだ。
誰の助言にも耳を貸すことなく、直情的な政策をどんどん実行していくかもしれない。
大統領の権限などそれほど強大なものでもないとする解説をよく聞くが、さりとて彼は核のボタンすら握っているのである。
暴走を止める手段は限られる。
四年間大統領でいられるか、先ずはその点が問題だと思った。











JKとは結婚前提に

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No.543 2017.1.21





17才のJKと関係したと咎められているようだ。
淫行条例には予て疑問を持っていた。
刑法上13才を過ぎれば合法的な関係が可能であるのだし、更にはこの国の女性は16才で結婚できることになってもいる。
実際にそういう方もおられよう。
その場合即淫行にならないのか。
どうも法律の建付けが悪いというか、齟齬を来しているように見える。
判例的には真面目に交際している場合淫行にならないようだ。
しかし真面目に交際しているかどうか司法がどう判断するのだろう。
どうやら結婚を前提とした交際なら真面目な交際と判定するようだ。
そういう事なら逢瀬のたび「結婚前提、結婚前提・・・」と唱えるとしても、では結婚を前提とした交際が破綻した場合どうするのか。
女性の歳が16だろうが17だろうが、破綻するときはするのだ。
破綻後同時進行していた妙齢女性と結婚したのがバレたらきっと怒るに違いない。
その時淫行該当の女性が報復に恐れながらと告発したらどうなる。
多分アウトだろう。
条例に該当する女性と交際するのが、真面目でも不真面目でも非常にリスキーなのはやはり間違いない。
覚悟あってかどうか知らないが既に着手した以上、社会的にこの男が助かるには17才のJKと結婚するしかないのではないか。








F-35B キターーーッ!

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No.542 2017.1.20





昨年9月、F-35A初号機が航空自衛隊に引き渡され、現在アメリカにて飛行訓練中の筈である。
ステルス性向上のため使用できる塗料が制限され、グレーの日の丸を描いた機体は一見国籍不明機の様相だ。
今年中に自力で日本へ飛来し、その後三沢基地への配備が予定されているところだ。
そんな中、米海兵隊のF-35Bが岩国基地に配備された。
Bタイプは同機のSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)版であり、強襲揚陸艦「ワスプ」での運用が可能な機体だ。
これは主に対中国を意識しての措置と理解していいだろう。
今のところ明言を避けているが、海上自衛隊も「いずも」「かが」における運用を想定していると思う。
その時中国あたりが何を言い出すか、誰しも容易に想像がつくのである。
仮想敵国の牽制なんか気にしている場合ではない。
海自のF-35Bは尖閣海域の安定に大きく寄与する筈だ。







デートした

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No.541 2017.1.19





娘にさそわれ二人で食事。
ちょっと照れる。
彼女のチョイスで行った店は某フランス料理店の姉妹店だった。
以前友人らと来たことがある。
平日ということもあるだろう、他に客はない。
彼女の奢りで串数本と赤ワインを頂いた。
そのあと店をかえ鮨を10貫ほど食べ白ワインを飲んだ。
我々は二人で大人同士の話ができる。
驚くべきことかどうか分からないが、個人的には驚きだ。
美味しく食べ楽しく話し、また行こう、ということになった。
娘はいつの間にか大人の女性になっていた。






米中もし

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No.540 2017.1.18





今年最も懸念される安全保障上の国際問題は米中関係だろう。
オバマ氏が言った通りアメリカは財政的に世界の警察官を続けるのが最早困難で、この方針はトランプ新大統領にも引き継がれる筈だ。
アメリカは正義のヒーローとしては後退せざるを得ないが、しかし自国の権益を守るのはまた別の話になる。
アメリカはその分野から撤退しない。
次期国務長官と目されるレックス・ティラーソン氏はエクソンモービルのCEOであり、同社は南シナ海のベトナム沖でガス田を開発している。
ここは中国が領有権を主張する海域でもある。
ティラーソン氏は昨年6月の仲裁裁判所判決に中国を従わせる必要があるとし、中国がスプラトリー(南沙)諸島に建設した人工島へのアクセス阻止を言い出している。
海上封鎖ということだ。
ティラーソン氏は同時に尖閣に対する米軍の旗色を鮮明にする発言もしており、トランプ次期大統領の台湾発言(一つの中国について)もあることからアメリカの新政権発足後米中関係が一気に緊張感を増す可能性がある。
「歴史上、既存の大国と台頭する新興国が対峙した時、戦争に至る確率が70%を超える」と言われている。
カリフォルニア大学教授ピーター・ナバロが書いた「米中もし戦わば」をアマゾンに発注中だ。
もう三週間になるのだが、これがなぜかまだ来ない。









前途多難あり

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No.539 2017.1.17





大統領就任式を20日に控え、20人以上の民主党議員が欠席を表明している。
直近の世論調査では51%がトランプ氏不支持という結果に。
また就任式当日100の抗議デモが予定されているという。
このような人物がよく大統領選挙に勝ち抜いたものだと改めて感心する。
2017年が始まったばかりだが、世界はアメリカはそして日本はどうなってしまうのか。
それはこれまでだって色々あったのだし、今後もあるだろうが特に今年、平穏な一年で終わると早くも思えなくなってきている。
だがヤン・ウェンリーは言ったのだ。
最良の専制政治と最悪の民主政治があるとしても、それでも民主政治を支持すると。
エル・ファシルの英雄、ミラクルヤンを信じたい。







Standard Time 1

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No.538 2017.1.16





ジャズ批評誌が選んだスタンダードをまとめもした。
スタンダードとは映画音楽やミュージカルの主題歌などがいつの間にか独り立ちしたものだ。
中にはネタ元がすっかり忘れられてしまい、曲だけ残っているケースも少なくない。
「As Time Goes By」は確かに「カサブランカ」に使われて有名になったけれど、元々は「エブリバディズ・ウェルカム」というミュージカルの主題歌だったという。
「My Funny Valentine」もミュージカル「ベイブス・イン・アームズ」の挿入歌らしいが、ミュージカルの方は聞いた事もない。
「Invitation」は同名映画の主題歌、「四月の想い出」は「デコボコカウボーイの巻」という映画の主題歌。
こんな映画は通暁のオタクならざれば知らぬ筈。
「Standard Time 1」にチェット・ベイカーが歌う「But Not For Me」を入れた。
ガーシュイン兄弟のこの曲、今ならウイリアムス浩子バージョンを採用したいところだ。






石橋さんに会う

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No.537 2017.1.15





息子を見直した。
予想していた結婚式と全然違っていた。
彼らは来てくれたお客をもてなし楽しんでもらおうと一生懸命だった。
僕らってこんな感じです。
安心してください。
二人で楽しい人生にしますよ。



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だから来賓だの友人代表だのといったつまらないスピーチも一切なかった。
かわりに中学の時に無理言って買わせたトランペットで、ハウスバンドをバックに「黒いオルフェ」を自分で吹いた。
偶然に驚く。
ドラムが石橋正彦さん、ピアノは斉藤桃子さんだった。



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私の息子は三歳で母親を亡くした。
大ピンチだった。
その時根井の叔父が私にこう言ったのだ。
「じゅんちゃん、これも人生だ」と。
その通りだと思った。
嘆いている場合ではなかった。
すぐにその日の晩御飯から用意して、子供たちに食べさせなければならなかった。
こうして私の子育てが始まった。
はっきり言って向いていなかった。
突然家事から何から一切合切を引き受けるハメになって私は一杯一杯だった。
だから子供たちには不満もあったと思う。
最低ではなかったかもしれないが、最高の父親でもなかった。
もしも将来子供を持つ機会があれば、その時は自分の経験を生かした最高の子育てにチャレンジしてほしい。
世の中ってそんな風に少しずつ良くなっていくものだろう。
当時の私はまだ頭もフサフサで、多少の誇張をお許し頂けるなら「どこのジャニーズ?」って感じだった(ハハハ・・・まあ、武士の情でそういう事にしておいてください)。
だからだろうか私の絶望的な子育てを助けてくれる新しい家族ができた。
すべて彼女のおかげで何とかなったのだ。
私一人で二人の子供を育てるなんて絶対無理だった。
だから彼女には言い尽くせないくらい感謝している。

息子よ、君は今28歳だ。
ところが父もつい先日まで28歳だったんだ。
人生は思っているよりずっと短い。
井上陽水の「人生が二度あれば」という歌を聴いたことがあるか。
父親が60過ぎて老けてきた。
それまで仕事ばかりでやっと余裕ができた頃にはもうそんな歳だ。
人生が二度あればいいのに、という訳だ。
でも二度目はない。
だから人生は楽しくなければダメだ。
おもしろおかしく、これからは二人でいい人生にしていって下さい。

予想外の結婚披露宴を見て私は安心した。
やっと肩の荷を半分降ろせた気がする。















砂の女

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No.536 2017.1.14





遅まきながら安部公房「砂の女」を読んだ。
理不尽であり不思議すぎる話でありながらも、どこか共感できる話だった。
砂丘に押し寄せる砂と格闘する男と女が描かれる。
圧死を免れようと掻き出された砂で家々は砂穴の底に沈んでいる。
人はまるで砂掻きするために生きているようだ。
砂掻きが自己目的化した世界。
俺たちの除雪みたいじゃないか。
彼らは最悪の環境に馴れ切って、知らず知らずのうちに遂にはそれを愛するようにすらなっていた。
そんなところも似ている。
彼らは砂の世界から、我らは雪の世界から結局どこへも行くことが出来ない。
だとすればどんな生物も、適応性がなければ生存できないのである。
さて、私も雪掻きするとしようか。






Jazz Musicians' Composition 1

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No.535 2017.1.13





ジャズメンオリジナル集も作った。
第一集ではマル・ウォルドロンの「レフト・アローン」から「AIREGIN」を入れた。
この曲はソニー・ロリンズのオリジナルで、ナイジェリア(NIGERIA)の逆綴りとしても有名である。
タイトル曲「レフト・アローン」はマルのオリジナル。
彼は一風変わった芸風のピアニストだったが、作曲のスタイルもやはり変わっていて、ごつごつした感じはセロニアス・モンクも顔負けだ。
エリック・ドルフィーの「At The Five Spot 1」における「Fire Waltz」はマルのオリジナルである。
訥弁スタイルのピアノと相俟って、「At The Five Spot」の独特な世界創出に貢献したが、ピアニストとして本国アメリカでさっぱり売れなかった。
本作も殆ど相手にされなかった。
「レフト・アローン」を有名にしたのは日本のジャズ喫茶である。
この辺の事情はソニー・クラークの「クール・ストラッティン」とよく似ている。
両作ともジャッキー・マクリーンの音色が決め手だったのは今さら言うまでもない。







つきあうよ

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No.534 2017.1.12





倅の結婚式が明後日に迫っている。
配偶者となる女性の希望もあり思いっ切りやるようだ。
参ったなあと思いつつ、父親としては付き合うしかない。
人はむやみにケジメをつけたくなる時がある。
あらゆるセレモニーすべてそうだ。
不安なんだろうな、それは分からないでもない。
最たるものが生まれた時と死ぬ時なのだが、これは残念ながら自力でできない。
しかしそれが出来ない以上、その中間の些細な出来事を大袈裟にどうこうしても仕方ないように思うけどね。
特に結婚なんてものは極めつけの些事だ。
当事者以外に何の関係もないこと。
だから他人には断りもなく簡単に別れもする。
実は当然ながらひとつも目出度くなどないのだ。
だって単なる契約に過ぎないのだから。
だから結婚式は白ける、これほどの欺瞞があるかというほど。
本当は二人でひっそりやればいいのである。
どうしても不安なら、知人に事後報告するといい。
それで十分じゃないか。
私は二度結婚したが、馬鹿げたセレモニーなんか一切やらなかった。
今でも良かったと思っている。









WORLDCUP 2026

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No.533 2017.1.11





FIFA理事会は2026年大会より、ワールドカップ出場枠を16増やし48とする決定を下した。
競技の更なる普及と増収をねらっての事だが、この大幅な水増しでワールドカップの質的低下は免れないだろう。
これによりアジア枠が4.5から8.5に拡大されるという。
最大9か国がワールドカップ本大会へコマを進めるのである。
FIFAランキングで見てみると、現在アジア1位はイランの29位だ。
続いて韓国の37位日本の45位オーストラリアの47位と続く。
50位ブキナファソ、アフリカ西部のこの国をご存じだろうか。
失礼ながら私は初めてきいた。
アジア5位のサウジはブキナファソより下の54位、だがまあここまでならギリギリセーフ。
だが枠の拡大により出場国が更に増えてゆく。
62位ウズベキスタン、64位UAE、82位中国、そして大陸間プレーオフに勝てば87位のカタールも。
これらの国が本大会で最低二試合することになる。
現在FIFA加盟国は221あり、そのうち本大会出場経験がある国は77に過ぎない。
2026年大会ではこれまで見た事もないような国の試合を見せられる筈だ。
日本にとってはどうか。
ワールドカップ出場は最早既定路線となり、アジア予選の重要性が大幅に低下するだろう。
本大会ではグループリーグが3か国に減り、従って各チーム試合数2となる。
決勝トーナメント進出がグループの上位2チーム(ダメダメな1チームが落ちるだけ)で、これを突破するのは日本にとってもあまり問題あるまい。
まして強豪国には大して意味のない試合になるかもしれない。
決勝トーナメントは32ドローになる。
日本も死ぬほど頑張れば、一回戦なら時々勝てるのではないか。
だが、これまでの最高位がベスト16なので、二回戦突破は非常に困難だ。
つまり日本の全試合4は従来と変わらない。
しかし一回戦敗退の大会では試合数が3に減り、ただ全体的にレベルだけが低下するのである。
もちろん今後試合数2の大会が出てくる可能性だって十分にあるのだが。
さてこうして見ると、FIFAの決断がワールドカップのレベルアップを目指したものでないのは明白だ。
今回の措置における最大の目的はアジア市場、就中GDP二位の巨大市場中国の取り込みにあると思われる。
現行ルール下で中国の本大会出場は当分難しいだろうから。












旭川 みづの生姜ラーメン

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No.532 2017.1.10





母を乗せ片道二時間、四人で「みづの」の生姜ラーメンを食いに出掛けたのである。
以前仕事で旭川通いをした時期があり毎回行っていたが、その後旭川に用がなくなり更にはラーメンを食わなくなった影響でさっぱり顔を出さなくなっていた。
久しぶりに頂く生姜ラーメンの旨さよ。
これ以上旨いラーメンを私は知らない。
嗚呼、来て良かった。



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「先日息子さんが来ましたよ」とご主人。
だいぶ風貌変わった筈の私の顔を覚えておられた。
実はその時息子からメールが来ており、これは我らも行かねばとなったのだった。
息子は学生時代を旭川で過ごし、彼は彼でみづのへ通っていたようで、一緒に行った折りに「ご子息でしたか」とご主人驚いておられたのも過日のこと。



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「立派な先生におなりで」などと言われ、父は少し嬉しかった。











女子強い

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No.531 2017.1.9





張り替え済んだラケットで打ってみた。
これこれ、これですよ全然違うじゃない。
気を良くして女子チームとの対抗戦に臨む。
このところ一方的に勝っていた男子チーム。
ところがこの日は連敗だった。
男子チームミス多すぎ。
特にA男、皆が言う無理するなってのはけして、君のことだけを思っての言葉ではないのだ。
膝が痛いなら痛いなりのテニスがあるだろう。
ダブルスは二人でやるもの。
そしてアマチュアのテニス、殊に我々のレベルでは結局ミスの少ない方が勝つ。
錦織の試合など見て変な考えを起こしてはダメ。
はっきり言ってあれは、何一つ参考にならない別の競技だ、わかるかガメよ。







お願い25ポンド

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No.530 2017.1.8





ラケットのガットを張り替えた。
私の場合ガットのテンションがかなり緩い方で、夏場30ポンド真冬のみ25ポンドで張っている。
ポンドとはイギリスなどで使用する重さの単位、1ポンド約0.45㎏である。
テニス発祥の地はイギリスだったと思う。
その名残でポンド表示なのだろう。
今回冬用に25ポンドだから、約11㎏の力でガットを引っぱりつつ張っていることになる。
30年以上慣れ親しんだ結果、今さらテンション11キロではピンと来ない。
昨日キャロットでレッスン前にラケットを受け取った。
どうも様子がおかしかった。
硬いのだ。
気温のせいかとも思ったがあまりに硬い。
ガットはいつも通りのテック16だ。
コーチのHにみてもらったら、45ポンドくらいじゃないかと彼は言う。
苦情を言うか?でも証拠がないよな。
「なんとなく硬い」これでは主観に過ぎないだろうから。
何の根拠もなく文句を言えば、ただのクレーマーになってしまう。
そんなことは願い下げである。
フロントで張りあがったガットのテンションを測定する手段がないかきいてみた。
ないらしい。
ストリンガーやコーチ連中に見てもらうと言うので、とりあえず置いて帰った。
後刻電話あり、全員の意見一致(明らかにテンション高すぎる)により張り替えということになった。
言い分が通って良かったが、結果的に信頼性に大きな瑕がついてしまった事にもなる。
これはけして歓迎できない事態だ。
今回は大きな違い故ミスが明確になったが、少しくらいならすぐには分からないかもしれないのだ。
信用して任せていたが、実際のところ自分が希望するテンションで張られているとは限らなかったしこれからも限らない、そういうことだ。
なんか調子悪いと足掻いていたら、実は3ポンドのテンションの狂いが原因だった、なんてことだってあり得る。
我々は錦織みたいに気に入らないからといって簡単にガットを張り替えたりなんか出来ない。
一度張れば普通三カ月は使うのである。
ラケットを自分に合わせるというより、自分をラケットに合わせるしかないのだ。
そうこうするうちにひとシーズン終わってしまうじゃないか。










Vocal Side 1

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No.529 2017.1.7





そしてもう一つのサイドシリーズ「Vocal Side 1」から、ジェイミー・カラム「What A Differrence A Day Made」を聴く。
ジェイミー・カラムの魅力は何よりもこの声にある。
バーブがこのデビュー盤を出すために、1億5千万円もの契約金を払った事実を理解することも不可能ではない。
本作には何故かジャケット違いの盤が存在し、そちらの収録曲が多いので現在このジャケットの方を二束三文で入手できる。
それならこれでよい。
ジャケットが圧倒的にいいからだ。
私はジャケット違いの方にまったく魅力を感じない。
「What A Difference A Day Made 縁は異なもの」は30年代にアメリカでヒットしたラテンナンバーで、その後ジャズのスタンダードとなり、多くのミュージシャンがとりあげたマイフェイバリットの一つだが、私はこのジェイミーバージョンが一番好きだ。
ジェイミーは164センチと小柄だが、奥さんが185センチもあるモデルのソフィー・ダールという女性だ。
そこだけは理解できない。二人には子供もいるという。
実はソフィー・ダール、ミック・ジャガー(173センチ)の元カノらしい。
小柄な男が好きなのだろう。
そういえば先日ミック・ジャガー(73歳)に子供が生まれたとかいっていたな。
理解できないことの周辺で、さらに理解できないことが起こりがちである。








Other Side 1

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No.528 2017.1.6





「Piano Side」「Horn Side」「Guitar Side」とくれば「Other Side」である。
ボブ・ジェームス「FOXIE」から「Marco Polo」で快調なスタートだ。
この盤大抵の(つまり普通の)装置でもの凄くいい音が出る事で有名。
私も自分の装置からいい音が出ない時、幾度となく「FOXIE」をかけて自分を慰めた。
オーディオマニアのやる事なんか、大方自慰行為であると言って差し支えなかろう。
まあそれはともかく、ボブ・ジェームスの盤はどれも録音がいい。
フォー・プレイなんかもそうだ。
ミュージシャンでありながら音の良し悪しに鈍感てあり得ないけど時々いるんだよな。
アンビリーバボーだ。
Other Side 1 にはフュージョン系の曲が多く含まれる。
改めて聴いてみれば録音がいい曲ばかりが並んでいる。
フュージョンはいい音に仕上げるのが比較的容易な音楽と言っていいだろう。
当時それが人気の秘密だったと思う。
そして皮肉なことに飽きられる要因ともなった。
音が悪いと相手にされないが、簡単にいい音が出てもやがて飽きるのだ。
音楽ファンとは実に我儘な連中だから。








酒バラ

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No.527 2017.1.5





どこか他人事な年末年始だった。
マイペースじゃないっていうか。
まじか、どうしたいのか言ってみろよ。
特に大袈裟な希望があるわけでもないのだが・・・
なんだ酒と音楽があればそれでいいの? じゃあ酒なんにする?お歳暮に頂いた大吟醸あるけど。
まあ、正月だからいいんじゃないかそれで。
ワインじゃなくていいのかい?
なんでもいい、とにかく音楽かけようよ。
そうだな、「Piano Side」あれば「Horn Side」それなら当然「Guitar Side」もある、Guitar Side 1 9曲目、パット・マルティーノの部分的スタンダード集「Exsit」から「Days Of Wine And Roses 酒とバラの日々」でどうでしょう。
音がいいねえ、この盤も。
たたみかけるようなパット・マルティーノのピッキングが迫る、まあ飲めと言っている。
まさか、ギターがそんなこと言わないだろ。
言わないよな、でも今日のところは飲むんだよ。
明日から少し改心して真人間になろうなどと思いつつ。
なんか結局いつもと変わらんじゃないか。
やっぱりそう思うか?
飲み過ぎなんだよ毎日毎日。
まあな、だからもうおせちは飽きたぜ、なんか他に肴ないか?
やれやれ、グダグダだな。










それぞれに頑張った

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No.526 2017.1.4





カーポートの雪下ろし。
強度的に1mの積雪に耐えることになっているが、1mといっても新雪と氷では全然重量が違う。
何の強度にしろその表示には普通余裕があり、1mを超えたらすぐに潰れるというものでもない。
それが1.5mなのか2mなのか潰れてみないと分からないのだが、分かってからでは遅いので作業に取り掛かることになる。
作業の都合上厚さ10㎝程度を残し、少しずつ道路側に落とす。
それが一定程度溜まったら除雪機で河川敷の方へ飛ばすのである。
これを繰り返し、当初は隣接するガレージも一気にやってしまう心算でいたが、これはとても無理だった。
二時間の作業で汗だくになり家に戻ったら、丁度青学が駅伝に三連覇するところだった。
わからないものだ。
ともあれノリシーおめでとう。
きっと日本中で青学関係者が盛り上がったことだろう。
一方で同時に復路10区を走った東京国際大照井選手の記録(1時間10分58秒)は区間賞相当だったが、関東学連はオープン参加であり照井選手は参考記録に留まった。











暗闇の合言葉

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No.525 2017.1.3





「Piano Side 3」に入れたアルトゥーロ・オファリルの「Perfidia」。
日本では多分ベンチャーズが一番有名なんだろう。
この曲の素性に行きつくまで30年かかった。
若い頃盛り場でバンドが演奏するのを聴き、そのメロディーがずっと記憶に焼き付いていたのに。
今ならきっと簡単に探すことも出来るのだろうが、しかし当時はまだパソコンなんてモノもなく、偶然が作用する時までじっと待つしかなかったのだ。
それは私の暗黒時代ともきれいに重複している。
どうやら世間は必ずしも私に好意的とは言えないと気付き始めた頃でもあった。
どちらかと言えば漠然とした居心地の悪さをPerfidiaで呑み込んだあの頃から、私はまともに物事を見ようとしなくなっていったと思う。
つまり見て見ぬふりだ。
それからさらに20年が過ぎ長いトンネルを抜けた時、世間は多くのものが化石化した世界に変わっていた。
だからもう然程の苦痛を感じることもない。
助かったよPerfidia。
思えばずいぶん長かったけれど。










悲しき天使

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No.524 2017.1.2





テレビもつまらないので「Horn Side 3」7曲目、デクスター・ゴードンの「Those Were The Day」である。
この曲邦題を「悲しき天使」といった。
そう、ポール・マッカートニーがプロデュースした、メリー・ホプキン1968年のヒット曲だ。
イギリスで「ヘイ・ジュード」を、日本でピンキーとキラーズ「恋の季節」を抜いてヒットチャート一位になったこの曲を、デクスター・ゴードンが真面目な顔でやるのがいいところ。
こんな感じで2017年が静かに始まった。
あまり雪が降りませんように。
風邪をひきませんように。
母の体調を維持できますように。
仕事が順調にいきますように。
大きな災害が起きませんように。
そして家族や知人らが皆息災でありますように。
2017年が昨年よりもほんのちょっと良い年であるようにと願いつつ、今年も私は音楽を聴き続ける。
年が明けたらもう春に向かって一直線だ。








女系

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No.523 2017.1.1





みっちゃんの傘寿を祝う。
お元気で、そしてとても若々しい80歳。
そういや高校の先輩でもあるみっちゃんはとても凛々しい女性だ。
彼女の強さを妻が受け継いでいるようだ。
夫を亡くした時「私の人生は彼のおかげで当たりでした」みっちゃんはそう断言した。
クリフォード・ブラウンのような人だった。
そんな父親の性格が妹に色濃く顕れていると妻は言う。
さらにその娘(姪)もおっとりしているなあ。
いいことだ、女は愛嬌である。
近頃何やら母親の面影が見えてきた私の娘も参加、大いに盛り上がった。
今年彼女らに良いことがたくさんありますように。
謹賀新年。







順子のNATURE BOY

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No.522 2016.12.31





ゆく年くる年「Piano Side 2」6曲目に大西順子が弾く「Nature Boy」。
この曲は「The Junglar」や「B-Rush」と共にあの「WOW」にひっそり入っている。
万単位で売れピアニスト大西順子の存在を不動のものとしたデビュー盤から20年以上が過ぎ、過日引退を表明していた彼女が今年新譜を出した。
だが私はそれを聴いてみようと思えずにいる。
結婚して札幌で暮らしているとの噂があった。
事実ジャズシーンから姿を消していた時期に、田舎の野外ステージに突然現れたことがあった。
二曲ほどサラッと弾き、呆気にとられる聴衆を残して彼女はステージを降りた。
弾きたい時に弾き、弾きたくなければ弾かない、生活のために弾くことは特にないと彼女の背中がそう言っていた。
それでいいんじゃないか、ツンデレ順子。
私も聴きたい時だけ、聴きたい曲だけ聴かせてもらうとしよう。







BOSSA2016

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No.521 2016.12.30





宴会の前に寄るBOSSAも今年最後だろう。
案外入っていた。
二人連れのお嬢さん、まるでお茶の間に居るような騒々しさだった。
続いて来店したカップルはジャズに負けじと声を張り上げる。
40年前なら考えられない光景である。
「お静かに」とか「会話禁止」などと書かれたカードをテーブルに置かれた筈だ。
でもそれは40年前だ。分かっている、時代は変わったのだ。
なにしろボブ・ディランがノーベル賞を受けるのだから。
店内にダイアナ・クラールが流れていた。
それに興味がなかったのか、カップルはスマホの音声を二人イヤホンで聴きだした。
いったい何しに来たのやら。
宴会でのHは食い足らなかったと思う。
私も最後に盛岡冷麺を追加したいところであった。
風邪気味なので二次会をパスして帰った。









驚異的渋滞

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No.520 2016.12.29





母親を病院に連れて行く。
叔母夫婦も一緒に。
姉妹故か同じように循環器の疾患がある。
大雪後の札幌は道路が大変な事になっていた。
通院に何時間かかるか分からず、受診の予約時間に遅れるわけにはいかないので、私は早朝まだ真っ暗な時間に家を出た。
ところが母と叔母夫婦を乗せ案外順調に病院に着いた。
彼らが受診している間に、私は車を駐車場に置いたまま市電に乗り三越へ。
これは義母みっちゃんの誕生日プレゼントを買うためだ。
前日途中まで行き、あまりの渋滞に怯んで引き返していたのだ。
やっと思い通りの品を入手出来てよかった。
しかし病院からの帰りは大変だった。
通常の四倍、四時間もかかったのである。
三人を送り、我が家に着いたら真っ暗になっていた。








フォースと共にあらんことを

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No.519 2016.12.28





レイア姫が亡くなった。
「ROGUE ONE」のラストに登場した彼女は昔のままの若々しさだった。
現在のCGはいとも簡単にそういう事を可能にする。
デス・スターの爆発で戦死し、実世界においても1994年に死去したターキン総督すらが「ROGUE ONE」において甦った。
だからレイア姫を今後登場させることも難しい話ではないだろう。
彼女はこれからもスクリーンの中で生き続ける。
実際の彼女を知らない者にとって、これは文字通り生きていることになろう。
ただ本人が知らないだけだ。
昨年公開された「フォースの覚醒」を見て老けた彼女に何より驚いた。
身体的に若い人は外見的にも若く見えるという。
レイア姫の生命力は残りわずかだった。
あの時点でそれが顕れていた。
まさしく運命という他ない。
人は生まれそして死ぬ。
フォースもそれを止めることはできない。
レイア姫享年60歳。










Piano Side 1

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No.518 2016.12.27





「Piano Side 1」の11曲目に本田竹広の「You Don't Know What Love Is」を入れた。
本田の代表作「This Is Honda」は録音がいいので有名だ。
聴き応えのあるスタンダードに真正面から取り組んだ好感の持てる内容だった。
本田はこのあとフュージョンブームに乗ってネイティブ・サンを結成する。
サバンナ・ホットラインなんか結構好きだったな。
その頃本田の真似をして私もアフロヘアにしていた。
若気の至り以外のなにものでもない。
東京から京都までローカル列車を乗り継いで遊びに来た弟が、それを見て「オヤジが見たら泣くぞ兄貴」と言った。
それもそうだなと思い間もなくやめた。
昔から鋭い指摘をする弟だった。
アラカンとなった現在、メタボ・痛風・高血圧・高脂血症と私以上に生活習慣病の総合商社となっている。
身体を大事にしてくれよ。





無理せず

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No.517 2016.12.26





風邪もそうだが体力的にどうかと思いながらも、体温が37度を下回っていたのでテニスに出掛けた。
膝の手術で休んでいたA男が復帰してきた。
そういう事であれば多少無理しても行って良かったと思った。
一方で元ピアノ教師で喫茶店のウェイトレスだったM嬢が、転倒による骨折で離脱していた。
みんな歳には勝てないのだ。
復帰したもののA男全然走れない。
こりゃあ当分ダメだろう。
M嬢も二週間で復帰すると言っていたが、メンバー内医局によれば無理じゃないかという事だ。
私も何やら変な咳が出る。
ゆっくり静養してまたやりましょう。



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身体もたない

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No.516 2016.12.25





二日で1mほどの積雪。
それも湿った重い雪である。
やるしかない北国の冬だ。
一日三回の除雪作業で過去5年自己ベストの疲労。
免疫力低下で風邪までひいた。
そんな中、身内の若手を集め、顔合わせの宴会中のことだった。
近所のスズキさんが来て「助けて」と言う。
車がスタックしてもう二時間もあれこれやっているが脱出出来ないのだと。
仕方ない、手を貸そう。
黒のエルグランドは完全に腹がつき、亀の子状態だった。
JAFには全然繋がらない。
空転する前後のタイヤと小一時間格闘したが、人力で何とかなるような話ではなかった。
結局通り掛かりの車が引っ張ってくれ、やっと埒が明いた。
ホワイトクリスマスとか言って有難がるのは、普段雪なんか積もらない地方の人だけでしょう。
雪なんか一片も降らなくて結構。
コンディション最悪の今朝、テニスに行くべきか休むべきか悩ましい。
そういえば29日に忘年会も入っていたっけ。
ガイチよ、なにも29日にやらなくても・・・
とにかく今年の正月みたいに発熱で寝込み、年末年始が台無しになるのだけは避けたいところだ。










雪のMerry Christmas Time!

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No.515 2016.12.24





プレゼントを選ぶのは大変だ。
指輪とかネックレスとか腕時計とか、その辺が定番だろうか。
でも年齢にもよるが、そんなのもう沢山持ってるという場合もあろうかと思われる。
安物をもらっても喜ばないかもしれないし。
ディナーをプレゼントするという提案があった。
しかしそれだけでは格好がつき難い。
花束?そんな柄じゃない。
合鍵をキーケースに入れて渡すというのもあった。
要らないと言われたらどうする。
それに既に同居している場合には該当しないよ。
昔「あなたは私のサンタじゃない」と言われたことがあったが、今では商品券で誤魔化している。
そんな私としてはCDで喜んでもらえたら有り難いけどな。
外せないクリスマスソングを三曲。
①サイモン&ガーファンクル「きよしこの夜~7時のニュース」
②エルビス・プレスリー「Blue Christmas」
③竹内まりや「The Christmas Song」
一緒に聴いてくれるかい?
Will You Still Need Me , Will You Still Feed Me
When I'm Sixty-Four









ROGUE ONE

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No.514 2016.12.23





スターウォーズ外伝「ROGUE ONE」を見た。
スケジュールの都合上吹き替え版だった。
公開後10日も経っていないのにガラガラ。
私はテニスの疲れで三分ごとに瞼が重くなり、ストーリーを把握することも困難な有様だった。
だが明らかに本編と異なるタッチで描かれているのが分かる。
スターウォーズのエピソードでは、主な登場人物が戦闘で傷つくことなど滅多に起こらない。
まして余程の局面でもなければ戦死なんかあり得ない。
弾のほうで彼らを避けて飛んでいくようだ。
このようなリアリティのなさに、次第に不満を感じるようになっていったのは事実だ。
子供だましもいい加減にしろと。
そんなスターウォーズにあって「ROGUE ONE」で描かれる世界は本物の戦場であった。
そこで起きるのは身も蓋もないリアルな戦死の連続だ。
誰も助からない、鋼鉄のロボットですらが。
いくらなんでもやり過ぎじゃないのかと、勝手ながら思ったほどだった。
ディズニー映画として異例のことではないだろうか。
どちらがいいのか考えさせられる。
それはだから意図的なものかもしれない。
どちらがお好みですか?と問いかけられる気がしたのだ。
何れにせよ本作をもう一度見る必要がある。
今度は字幕にしようと思っている。
尚ローグ・ワンとは、ある輸送機のコールサインであった。



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Horn Side 2

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No.513 2016.12.22





「Horn Side 2」5曲目、これは以前他所で使ったネタだ。
しかしその後少し事情が変わった。
私が勝手にやった事だが、身内の人達にテーマソングを付けたのである。
ちょっと失礼だと感じる人もいるかもしれない。
でもまあいいじゃない、許されよ、私が一人で楽しんでいるだけだ。
そんな訳でこの曲が妻の妹のテーマソングなのである。
ハリー・アレン「When I Grow Too Old To Dream ~夢見る頃を過ぎても」特段深い意味などない。
ただの印象に過ぎないという事。
ところがこの曲を聴くと妹の顔が浮かんでくるようになるから不思議なものだ。
その姉(つまり妻)のテーマはエリック・ドルフィー「G.W.」に決まっている。
彼女この曲でジャズに目覚めたのだそうだ。
彼女らの母親のテーマがダスコ・ゴイコビッチの名曲「No Love Without Tears」。
私の母はペギー葉山の「学生時代」娘が「Eleanor Rigby」で息子が「Teach Your Children」だ。
ちなみに私自身にもテーマソングがある。
「While My Guitar Gently Weeps」みなただの思いつきだ。
何れについても苦情を受け付けていない。









明日か明後日か

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No.512 2016.12.21





お茶にすり替えたのだとか。背後から見ていた捜査官の目の前で。
これはもうアカンやろ、後々仇を取られるに決まっている。
恐らくは代理人の入れ知恵なんだろうが、本人のためにならないな。
この男いったいどうしたらいいのか。
自主的に入院して治療する手もあるがきっとしない。
入院すれば打てなくなるからだ。
私なんかも宴会の翌日などで少々具合悪くても、何のかんの言って夜になったら結局また飲んでしまう。
本格的に身体を壊すまで現実逃避するのが薬物依存の恐いところだ。
知る限りではきっぱりやめた知り合いの歯医者の例があるくらいで、アルコール性肝炎になって入院したある男なんか退院後すぐにまた飲んで間もなく死んだ。
簡単にやめられるものではないのは良く分かる。
だったら金はあるだろうから、それを持参金にあの国へ亡命するか。
原産国でもあるのだし今後入手に困らないだろう。
何とかいう楽団に楽曲提供すれば「好きなだけ打っていいよ」と厚遇されるかもしれない。
それにしてもこのような言い逃れを許す警察、手ぬるいというか何をしてんだと言われても仕方なかろう。
ドーピング検査の方がずっと厳しいのではないか。









これも捨てがたい

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No.511 2016.12.20





除雪作業から戻ったら頭が変なことになっていた。
説明が難しいのだが、どうもつながりが悪いのだ。
知能指数が半分くらいになった感じとでも言えば良いのか。
物事の手順が分からなくなっている。
認知症というのはこんな感じかもしれない。
実はこの現象はじめてではない。
過去20年に数度あった。
最初は驚いて脳外を受診したが原因不明、一時的に海馬の血流が悪くなったのではないかと言われた。
大体数時間で元に戻った。
今回も午後にはなんとかなっていた。
でもいつか戻らなくなるのだろう。
母の気持ちが少し分かった。


「Horn Side 1」5曲目、ズート・シムズの「Nature Boy」。
ナット・キング・コールのヒットでジャズスタンダードとなった名曲だ。
この曲をテナーで普通に吹けばこうならざるを得ない。
問答無用、四の五の言わせない。
サックスっていいな~と嬉しくなる。
こねくり回し過ぎのコルトレーンバージョンより断然ズート盤。
せっかくの美旋律を破壊してどうする。
声質に少し疑問符が付くコニー・エヴィンソン嬢のテイクも、この際合わせて聴きたいところだ。
彼女のベストではなかろうか。
それもこれも曲の良さ故である。









シンデレラボーイ

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No.510 2016.12.19





まさに隔世の感あり。
クラブワールドカップの前身であったトヨタカップが日本で行われていた頃、日本のクラブチームはまったく相手にされず近寄ることも許されなかった。
欧州チャンピオンと南米チャンピオンが出会う場であり、閉ざされたその場所は謂わばお城の舞踏会だった。
それじゃああんまりだろうというので、クラブワールドカップとなり、アジアチャンピオン・アフリカチャンピオンらが出場する六大陸王者戦となったが、結局は準決勝から出てくる欧州チャンピオンと南米チャンピオンの戦いとなっていた。
今回開催国枠の鹿島は一回戦からの出場となり、大きなハンデを背負っていたが、オークランドシティ(オセアニア)・マメロディ・サンダウンズ(アフリカ)・アトレチコ・ナシオナル(南米)を破り、レアル・マドリードとの決勝にコマを進めたのである。
はっきり言ってレアルは鹿島をなめていただろう。
前半9分に先制され「やっぱりダメか」と当然私も思ったものだ。
ところが柴崎の2ゴールで後半15分まで2-1とリードした鹿島だったのだ。
あのPKがなければ鹿島が勝っていた可能性が高い。
痛恨のPKだった。
だがそれが実力というものだ。
仕方がない。胸を張れアントラーズ、よく頑張った。









露助とはよく言ったものだと

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No.509 2016.12.18





平和条約締結後の歯舞・色丹引渡しを明記した1956年日ソ共同宣言について、「主権を返すとは書いてない」そのようにプーチン氏が言ったそうだ。
なるほどそうきたか。
共同宣言に対して自らハードルを上げ「四島返還」を言い出した我が国だった。
むしろ謙虚過ぎるのであって本来それが正論である、それで良かったのだと私は思う。
どっちみち返ってなど来る筈がないからだ。
だったらもういいじゃないか。
もういい、まともに相手をする輩ではないという事だ。
北方領土がこのままでもロシアは困らない、困るのは日本だと鈴木宗男氏が言っていたが本当にそうか。
元島民の皆さんには申し訳ないけれども、千島の小島が返って来なくても日本は一切困らない。
むしろ現状に変化がない場合困るのは現在の住民だけだ。
3000億の経済協力なんて絶対やめるべきだ。
あの時火事場泥棒そのままに我が国領土を侵し民を殺したのがロシアだ。
今さら信頼出来るパートナーとなる訳もない。
泥棒に追い銭とはまさにこれである。










Horn Side 1

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No.508 2016.12.17





「Horn Side 1」二曲目に入れたこの曲、ベニー・ゴルソン作曲「Whisper Not」が好きだ。
なかでもアート・ファーマーとジム・ホールがCTIに吹き込んだ本作がとりわけ洒脱で良い。
小粋なマイク・マイニエリ(vib)の隠し味が効いている。
こういうのを聴くとジャズっていいな、と改めてしみじみと思うのである。
唯一サビの部分を普通にやってくれても良かったけれど、結局は曲だ。曲の良さで聴かせてしまう。
誰が聴いても納得する出来の良さがある。
先日寺島さんの「Jazz Bar 2016」に因縁をつけた。
いい曲がないなんて泣き言を言うから。
昨今確かにベニー・ゴルソン諸作に匹敵する名曲があるかと言えばない。
でもそれでいいような気がするのだ私は。
もういいんじゃないかな。
無理に探すこともない。
いい曲はもう十分にあるもの。
手持ちのいい曲だけを聴き続けても、一生もつと思う2016年末の今日この頃。








Best Jazz 10

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No.507 2016.12.16





Best Jazz シリーズラスト曲に「You Don't Know What Love Is」を入れた。
ソニー・ロリンズのサキソフォン・コロッサスである。
ジャズはこれ一枚あればそれでいいんじゃないか、そんな風に思わせる盤が100枚くらいある。
結局一枚で済まないということだが、サキコロもそうした錯覚を一瞬起こさせる偉大な一枚だ。
そんなサキコロから「セント・トーマス」でも「モリタート」でもなくこの曲を選んだ理由、それは音である。
冒頭の数音。
初心者だった私はこれで完全に参りました。
ピアニストがまたもトミフラとかの話なんて付け足しみたいなものだった。
それにしてもかっこいいジャケットだ。
惚れ惚れする。
あれから40年経っても、かっこいいものは相変わらずかっこいい。
その一方で最後のジャズジャイアント、ソニー・ロリンズも今や86歳になった。
ロリンズ以外もう皆死んでしまった。






風呂に入ったことも

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No.506 2016.12.15





母を連れ定山渓温泉へ。
今回は我が家と弟夫婦が同行し、介護に関わっている全員の意見交換をも目的としていた。
ところが弟の妻が当日ドタキャンし四人となった。
ジープに母と妻を乗せ3時過ぎに宿に着く。
弟は少し遅れて一人で来ることになっていた。
部屋に大きな内風呂があり、大浴場があまり大きくないことでもあるので、母親は部屋で風呂に入ることになった。
その間我々は居間で待っていた。
長い風呂だった。母は30分以上入っていた。
途中で心配になり二度ばかり妻が様子を見に行った。
やがて「気持ちよかったわ」と母が出て来たので、我々も風呂へ行くことにした。
途中の廊下で到着した弟に逢う。
男風呂に他の客は一人もいなかった。
夕食の予約時間がせまっていたので、あまりゆっくり出来ない。
薄暗い洗い場に並んだ三本のボトルのどれがボディソープか分からず、当てずっぽうに使ったら全く泡が立たない。
これは多分リンスだろう。
従って残りのどちらかがボディソープだと思われた。
片方を使ってみたら泡立つ。
しかしシャンプーだって泡立つだろうから何とも言えなかったが、今日のところはこれでよしとした。
館内着の作務衣に着替え食事に行った。
量的にけして少なくないボリュームの懐石料理を母はきれいに完食。
おまけのフグまで全部食べた。
美味しいものならちゃんと食べることが判明した訳だ。
毎日ここで暮らせば体重も40キロに戻るのだろうか。
食後、今日は温泉に来てまだ風呂に入っていないので、これから大浴場に行きたいと母。
さっきあんなに長湯したことを母は忘れていた。
症状が進むと我々の顔も分からなくなるのかもしれない。









第九の季節

201612142.jpg
No.505 2016.12.14





今年半世紀ぶりに戦闘航空団が新設された。
七つ目の実戦部隊(静岡の第一、宮城の第四は訓練を実施)となる那覇の第九航空団であり、既存の南西航空混成団を拡大したものだ。
これにより隷下に二個飛行隊を有し、F-15の40機態勢となった。
とはいえ高価なF-15が急に増える筈もなく、他所から引き抜いた形なのだが、これは現状やむを得ないだろう。
現在年間約1000回あるスクランブルの六割が、この空域で起きる中国機を対象としたものだからだ。
限られた防衛費の中で戦闘機をやり繰りするしかないのである。
その結果首都圏防衛を担う百里基地の第七航空団では、所属する二個飛行隊の機体が「ファントム無頼」の頃と変わらず「まだあったの!」と米軍パイロットが驚くというF-4なのである。
こうして千歳の第二や小松の第六に比肩する戦力となった南西方面であったが、しかし第九航空団が置かれた那覇空港は、2020年に第二滑走路が出来るまで滑走路一本の官民両用飛行場となっている。
観光客を満載した787が離陸するまで、F-15はスクランブル発進を待たされるかもしれないのだ。
おまけに天候急変時などに代替着陸できる飛行場もない。
唯一米軍の嘉手納基地があるにはあるが、これは近すぎてあまり意味がない。
那覇が悪天候なら嘉手納も同じと考えられるからだ。
これら弱点を抱えながらスタートした第九航空団であるが、それでも中国の脅威に対する備えが強化された点を評価したい。










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